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通信制高校 比較(決定版)|不登校でも安心して通える学校の選び方とおすすめ一覧

「学校に行きたくない」「もう一度やり直したい」

お子さんの突然の言葉に、どうしたらいいか分からず不安を感じていませんか?

ゆうき

高校選び、全日制高校だけが選択肢ではありません。

通信制高校は、お子さん一人ひとりのペースに合わせた学び方で、高校卒業を目指せる場所です。

しかし、数ある学校の中から子どもに最適な一校を見つけるのは、簡単ではありません。

当サイトでは、学費や学習スタイル、サポート体制など、保護者が特に知りたい情報を徹底的に比較しました。

このガイドを読めば、お子さんにぴったりの学校を見つけ出すための道筋がきっと見えてきます。

ゆうき

お子さんの新しい未来を、一緒に探してみましょう。

最初に知っておきたい3つの軸

最初に知っておきたい3つの軸

お子さんが通信制高校への進学を検討する際、何を基準に選べば良いか迷う保護者の方は少なくありません。

数ある学校の中から最適な一校を見つけるためには、まず最初に押さえておくべき3つの重要な軸があります。

この3つの軸を理解することで、お子さんの状況や希望に合わせた学校選びがスムーズに進みますよ。

学び方の違い

通信制高校の最大の魅力は、生徒一人ひとりのペースに合わせた多様な学習スタイルです。

単に「通信制=自宅学習」というわけではなく、学校によってさまざまな学び方があります。

お子さんが勉強にどれくらい向き合いたいか、自主学習が得意か、あるいはサポートが必要かによって、最適な学習スタイルは変わってきます。

オンライン学習中心型
  • 基本はオンライン学習のみ、登校がないスタイルです。
  • スマートフォンやパソコンを使って、いつでもどこでも自分のペースで学習を進められます。
  • eラーニング教材や動画授業が中心で、レポート提出もオンラインで行うことが多いです。
  • 対面での関わりが苦手なお子さんや、自分の時間を有効に使いたいお子さんに適しています。
ハイブリッド型
  • オンライン学習と週に数回程度の登校を組み合わせるスタイルです。
  • 自宅で学習を進めつつ、分からない部分を直接先生に質問したり、クラスメートと交流したりする機会があります。
  • 規則正しい生活習慣を身につけながら、自分のペースも守りたいお子さんに向いています。
通学中心型
  • 全日制高校のように週3〜5日登校するスタイルです。
  • 先生や友人との関わりが密で、部活動や学校行事にも積極的に参加できます。
  • 不登校だったお子さんが、少しずつ学校生活に慣れていくリハビリの場としても機能します。
  • 学校によっては個別指導や少人数制のクラスで、手厚いサポートを提供しているところもあります。

通学負担(頻度・スクーリング)

不登校を経験したお子さんにとって、通学の負担は非常に大きな問題です。

通信制高校は全日制とは異なり、通学頻度を自分で選べるのが大きなメリットです。

ここでは、通学頻度と必須のスクーリングについて詳しく解説します。

通学の頻度

通信制高校の通学頻度は、お子さんの状況や希望に合わせて選べるよう、複数のスタイルが用意されています。

学校によっては、入学後にスタイルを変更できる場合もあります。

在宅中心
  • 基本的に自宅学習がメインで、登校は年に数日~1週間程度のスクーリングのみ、という学校が多いです。
  • 通学に強い不安があるお子さんや、自分の時間を有効に使いたいお子さんに適しています。
  • 地方在住者でも学びやすいスタイルです。
週1〜2回の登校
  • 週に1〜2日、決まった曜日に登校して授業を受けるスタイルです。
  • 自宅学習の自由度を保ちながら、学校生活も少しずつ送りたいと考えるお子さんにぴったりです。
  • 無理なく友人や先生との関係を築き、次のステップへ向かうための準備ができます。
週3日以上の登校
  • 全日制に近い形で、週の半分以上は学校に通うスタイルです。
  • 学習面だけでなく、友人との交流や部活動など、学校生活を充実させたいお子さんに向いています。
  • 不登校の経験があっても、「もう一度学校に行きたい」という気持ちが強いお子さんには、このような手厚いサポート体制が整った学校がおすすめです。

    スクーリング

    スクーリングは、すべての通信制高校で法律によって定められた、対面授業のことです。

    スクーリングとは?

    スクーリングという言葉は、通信制高校の学習形態においてのみ使われる専門用語です。

    スクーリングは、全日制高校の「毎日の登校」とは異なり、不定期で短期間に集中して行われる対面授業という点で明確に区別されます。

    学校教育法に基づき、高等学校卒業資格を取得するためには、必ず対面での授業である「スクーリング」に参加する必要があります。これは、公立・私立、地域限定・全国展開を問わず、すべての通信制高校に共通するルールです。

    参考文献:高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 総則編高等学校通信教育の質の確保・向上のためのガイドライン

    在宅中心の学習スタイルであっても、必ずこのスクーリングには参加する必要があります。

    スクーリングの目的は、通信学習では難しい実技科目(理科の実験、家庭科など)や、先生からの直接指導、生徒同士の交流の機会を設けることです。

    集中型スクーリング

    年に1~2回、数日間(3日〜1週間程度)泊まり込みで実施されることが多く、遠方から通う生徒に配慮した形式です。リゾート地や自然豊かな場所で体験学習が行われることもあります。

    通学型スクーリング

    週に1回など、定期的に登校して行う形式です。多くの通信制高校がこの形式を最寄りの学習センターで提供しており、日常生活の延長として無理なく参加できます。

    ゆうき

    最近では、オンラインスクーリングを取り入れている学校もあります。

    サポート体制

    不登校を経験したお子さんが安心して学校生活を送るためには、学習面だけでなく、心のケアや進路指導を含めた手厚いサポート体制が不可欠です。

    通信制高校の中には、不登校生徒の受け入れに特化したサポートを用意している学校も多くあります。

    どんなサポートがあるのか、主なものをピックアップしました。

    個別指導

    マンツーマンでの学習サポートは、学力に不安があるお子さんにとって非常に重要です。

    個々の理解度に合わせたカリキュラムや、先生にいつでも質問できる環境は、学習意欲の向上に繋がります。

    不登校の原因が学力不振であった場合、このサポートが大きな助けとなります。

    カウンセリング

    心理士やカウンセラーが常駐している学校では、お子さんの心の悩みに寄り添い、定期的な面談を通じて精神的なサポートを行います。

    登校に不安がある場合や、新しい環境に馴染めるか心配な場合に、専門家からのサポートがあることは保護者にとっても安心材料になります。

    進路サポート

    卒業後の進路(大学、専門学校、就職など)についても、各校が独自のサポート体制を設けています。

    不登校経験者向けの進路相談や、就職支援プログラム、大学進学のための特別講座など、お子さんの将来の選択肢を広げるための手助けをしてくれます。

    不登校を理由に将来を諦めることなく、自分らしい道を見つけるためのサポートが充実している学校を選ぶことが大切です。

    居場所づくり

    趣味や興味で集まる少人数のグループ活動、部活動、学校行事など、お子さんが安心して過ごせる「居場所」を提供している学校もあります。

    無理なく参加できる環境で、少しずつ人との関わりに慣れていくことができます。これらの活動を通じて、自信を取り戻したり、新しい自分を発見したりするきっかけにもなります。

    通信制高校のしくみと費用の基礎

    通信制高校の仕組み

    単位・スクーリングの仕組み

    通信制高校の最大の目的は、生徒が無理なく自分のペースで学び、高校卒業資格を得ることです。

    そのため、全日制高校とは異なる独自の仕組みで学習を進めます。

    卒業までに満たすべき要件は以下の3つです。

    • 必履修科目の修得
      国の定める学習指導要領に基づき、すべての生徒が必ず履修しなければならない科目を修得します。
    • 在籍期間
      卒業までには最低3年以上在籍する必要があります。高校を中退した場合は、以前の在籍期間が通算されます。
    • 総単位数
      卒業までには合計74単位以上を修得することが必要です。多くの学校では、1年間に25単位前後を履修します。

    これらの単位を修得するためには、「レポート提出」「スクーリングへの参加」「単位認定試験の合格」の3つのステップをクリアする必要があります。

    図解:卒業までの流れ
    • レポート:自宅学習の成果を提出するもので、添削指導を受けながら学習を進めます。
    • スクーリング:年間数日〜3週間程度、学校に登校して対面で授業を受けることです。このスクーリングは法律で定められており、学習内容の理解を深める重要な機会です。
    • 単位認定試験:学期末の試験に合格することで、正式に単位が認められます。

    この一連の流れを計画的に進めることが、無理なく卒業するための鍵となります。

    学費の内訳

    通信制高校の学費は、全日制高校と同様に、いくつかの項目に分かれています。

    公立か私立か、また選択するコースやサポート内容によって、費用は大きく変動します。

    • 授業料
      単位制である通信制高校の授業料は、「1単位あたりの授業料×年間履修単位数」で計算されます。公立は1単位あたり数百円〜数千円、私立は数千円〜1万円以上と幅があります。
    • 施設費
      学校の施設利用料として、年間で一括支払いする費用です。生徒が利用する校舎や設備、学習環境の維持管理費に充当されます。
    • 教材費
      授業で使用する教科書、問題集、タブレット端末などの費用です。オンライン学習中心の学校では、eラーニングシステム利用料が含まれることもあります。
    • スクーリング費
      スクーリングで発生する費用です。本校が遠方にある場合、交通費や宿泊費が別途かかることがあります。
    • サポート校費用
      通信制高校と連携して学習や生活をサポートする「サポート校」に通う場合に発生する費用です。これは通信制高校の学費とは別に支払う必要があります。サポート校の費用は年間数十万円から、手厚いサポート内容によっては100万円以上になることもあります。

    年間学費の目安は、公立で数万円〜10万円台、私立で30万円〜100万円以上と非常に幅広いため、事前に内訳を確認することが重要です。

    ゆうき

    我が家の場合、娘は選択制のコースも受けているので、上記以外に費用が発生しています。

    公的支援

    通信制高校の学費負担を軽減するための公的支援制度がいくつかあります。

    これらの制度を上手に活用することで、経済的な理由で進学を諦める必要がなくなります。

    高等学校等就学支援金

    国が授業料の一部を負担する制度で、世帯収入に応じて支給額が決定します。例えば、年収590万円未満の世帯では、私立通信制高校の場合、年間最大39万6千円の支援金が支給されます。この支援金は生徒が直接受け取るのではなく、学校に直接支払われるため、学費から支援金分が差し引かれる形で恩恵を受けられます。

    学費減免・奨学金

    多くの私立通信制高校が、独自の学費減免制度や返済不要の給付型奨学金制度を設けています。不登校経験者や特定の分野で才能を持つ生徒を対象とした制度もあります。また、地方自治体や民間団体が運営する奨学金制度も利用できる場合があります。これらの情報は各学校のウェブサイトで確認するか、直接お問い合わせください。

    2026年度には、私立高校の加算分についても所得制限が撤廃される予定で、上限額が引き上げられます。

    これにより、私立高校の全国平均授業料に相当する額まで、世帯収入に関わらず支援が受けられるようになります。

    注意したいのが、「無償化は授業料のみ」ということです。入学金、施設費、教材費、修学旅行費などは自己負担となります。

    通信制高校の注意点

    通信制高校は、私たち親世代には初めて経験する方も多いと思います。そのため、あまり理解できていない方もいるかもしれません。

    ここでは、保護者が誤解しがちなことをピックアップしていますので、正しい情報を知っておくと安心です。

    「サポート校は義務」ではない

    サポート校は、学習面や精神面をサポートするための民間の教育機関であり、通学は任意です。

    通信制高校は単独でも卒業可能ですが、「学習が続かないかもしれない」「友達と関わりたい」といった不安を解消するためにサポート校を利用する生徒も多くいます。

    サポート校を利用する場合は、別途費用がかかることを理解しておきましょう。

    「学費は安い」とは限らない

    公立の通信制高校は非常に安価ですが、私立はコースやサポート内容によって学費が大きく異なります。

    手厚い個別指導や専門分野の学習、充実したスクーリングを売りにしている学校では、年間50万円~100万円を超えるケースも珍しくありません。

    「誰でも卒業できる」わけではない

    通信制高校の卒業は、自律的な学習が基本です。課題提出やスクーリングに計画的に取り組まなければ、卒業が難しくなることもあります。

    そのため、お子さんの性格や状況に合ったサポート体制が整っているか、事前に確認することが重要です。

    ゆうき

    息子の通った通信制高校でも、途中で自主退学していく子も多かったようです。

    「友達はできない」という思い込み

    オンライン学習が中心でも、SNSやオンラインコミュニティを通じて交流する機会はあります。

    また、通学型のコースやスクーリング、部活動、学校行事などに参加すれば、友達を作る機会は十分にあります。

    不登校経験のあるお子さんでも、無理のない範囲で徐々に人間関係を築いていける環境が整っています。

    通信制高校は民間団体が運営していることもあり、学校によって仕組みが違ったり、環境も違うことが多いので、まずは情報を集めることが大切です。

    お子さんにとって最適な通信制高校選びを進めてくださいね。他に気になる点があれば、お気軽にご質問ください。

    通信制高校の比較表(決定版)|学費・通学頻度・不登校サポートで選ぶ

    通信制高校の比較

    通信制高校を選ぶとき、何を重視するかでお子さんにとって最適な学校は変わります。

    ここでは、全国区で人気の通信制高校9校を比較し、目的別おすすめも紹介します!

    ゆうき

    学費・通学頻度・オンライン対応・不登校サポートを一目で確認できる比較表付きです。

    不登校サポート重視

    心理的なサポートや個別対応が手厚い学校を選びたい方に。

    カウンセリングや訪問支援、保護者面談など、安心して学べる環境が整っています。

    おすすめ校

    • 第一学院高等学校
    • トライ式高等学院

    \不登校サポートが充実した学校を比較する/

    学費を抑えたい

    できるだけ費用を抑えたい方は、就学支援金の適用やサポート校の有無をチェック。

    おすすめ校

    • 鹿島学園高等学校
    • 屋久島おおぞら高等学校

    \学費を抑えたい方はこちらでチェック/

    進学実績重視

    大学進学を目指すなら、進学コースや個別指導、模試対策がある学校を選びましょう。

    おすすめ校

    • クラーク記念国際高等学校
    • 第一学院高等学校
    • トライ式高等学院

    \進学に強い学校を比較する/

    オンライン完結

    通学が難しい方には、オンライン授業やWeb面談で完結できる学校がおすすめです。

    おすすめ校

    • N高等学校
    • S高等学校
    • R高等学校

    \オンライン完結型の学校を比較する/

    通学少なめ

    スクーリング日数が少ない学校なら、生活リズムを崩さずに学べます。

    おすすめ校

    • 屋久島おおぞら高等学校
    • 鹿島学園高等学校

    \通学負担を減らしたい方はこちらでチェック/

    専門コース充実

    美容・IT・芸能など、専門分野を学べる学校を選びたい方に。

    おすすめ校

    • ヒューマンキャンパス高等学校
    • クラーク記念国際高等学校

    \専門コースがある学校を比較する/

    比較表

    スクロールできます
    学校名学習スタイル通学頻度年間学費目安※不登校サポートスクーリング入学時期
    第一学院高等学校通学通学+オンラインオンライン週1日~5日約40万円~約120万円カウンセリング個別指導茨城/兵庫4月10月随時
    クラーク記念国際高等学校通学通学+オンラインオンライン週1日~5日約30万円~約100万円(財)こども教育支援財団の支援学習心理支援カウンセラーの資格通学校舎での実施4月10月随時
    鹿島学園高等学校通学通学+オンラインオンライン家庭教師週1日~5日約30万円~別室登校保護者面談最寄り校舎で約10日間(宿泊不要)4月10月随時
    ヒューマンキャンパス高等学校通学通学+オンラインオンライン週1日~5日約40万円~専門教育機関との連携沖縄4月10月随時
    屋久島おおぞら高等学校通学通学+オンラインオンライン週1日~5日約40万円~マイコーチ制屋久島4月10月随時
    トライ式高等学院通学通学+オンラインオンライン週1日~5日家庭へ訪問しカウンセリング家庭へ訪問し個別授業を実施通学サポート提携先による4月10月随時
    N高等学校/S高等学校/R高等学校通学通学+オンラインオンライン週1日~5日約40万円~メンターサポートサポートシステム全国拠点4月・7月・10月・1月
    飛鳥未来高等学校通学オンライン週1日~5日約50万円~スクールカウンセラー養護教諭スクールソーシャルワーカーキャンパス4月随時

    ※金額は目安で、コースや地域により異なります。

    気になる学校があれば、まずは資料請求や見学予約をして比較しましょう。

    資料請求は無料で、複数校まとめて取り寄せるのがおすすめです。

    【無料】資料請求はこちらからどうぞ

    補足情報:学費に関する注意点

    比較表に記載されている学費は、あくまでも参考・概算です。

    正確な適用後の学費については、お子さんの状況に応じて学校に直接お問い合わせいただくことをおすすめします。

    注意点
    • 実際の金額は、年度や履修するコース、単位数によって変動します。
    • スクーリング費用や教材費が別途かかる場合もありますので、各校の公式サイトで最新情報を必ず確認してください。
    • 国の「高等学校等就学支援金」を利用すると、授業料の負担を大幅に軽減できますが、この支援金の支給額は、世帯収入によって異なります。
    • 表に記載されている学費目安は、この支援金を適用する前の金額です。
    ゆうき

    このサイトでは、実際に資料を取り寄せたり、公式HPを確認して情報を集めています。

    保護者の「失敗しない」チェックリスト

    通信制高校選びは、お子さんの将来に大きく影響する重要な決断です。

    後悔しない学校選びのためには、学校見学や個別相談会で、事前に準備した質問をしっかり確認することが大切です。

    ここでは、保護者が必ず聞くべき10項目と、お子さんとの話し合いのポイントをまとめました。

    初回面談で聞くべき10項目

    ✔️1. 卒業までに必要な単位数と在籍期間は?
    生徒が卒業するまでの最低在籍期間(通常3年以上)と、必要な総単位数(通常74単位)を確認しましょう。

    ✔️2. 授業の進め方と学習サポート体制は?
    オンライン学習、スクーリング、レポート提出などの学習方法を具体的に聞き、お子さんの学習スタイルに合っているか確認します。つまづいた時の個別サポート体制も重要です。

    ✔️3. スクーリングの頻度と場所は?
    年間の必須スクーリング日数や場所(本校、協力校など)を確認しましょう。宿泊を伴う場合や、交通費がかかる場所もあるため、事前に把握しておくことが大切です。

    ✔️4. 不登校経験者への具体的な対応は?
    過去に不登校だった生徒がどのくらいいるか、そしてどのようなサポート体制があるか聞きましょう。カウンセラーの常駐や別室登校の可否、訪問支援の有無なども確認します。

    ✔️5. メンタル支援体制は?
    スクールカウンセラーやメンタルヘルス専門のスタッフが在籍しているか確認しましょう。また、保護者向けの相談会や面談があるかどうかも聞いておくと安心です。

    ✔️6. 転入・編入の受け入れ時期は?
    転入や編入を検討している場合は、受け入れ時期がいつか、随時受け入れているかを確認します。

    ✔️7. 必要な学費の総額は?
    授業料(単位制)だけでなく、施設費、教材費、スクーリング費など、年間でかかる費用の総額を具体的に計算してもらいましょう。就学支援金や奨学金、学費減免制度についても確認します。

    ✔️8. 進学や就職のサポート体制は?
    卒業後の進路(大学・専門学校・就職など)に応じたサポートがあるか聞きましょう。進路相談会や個別面談、外部の予備校との連携など、具体的な内容を確認することが大切です。

    ✔️9. 登校する際の雰囲気は?
    学校見学や体験入学が可能であれば、実際の雰囲気を肌で感じることが重要です。生徒や先生の様子、校内の雰囲気など、お子さんが安心して過ごせる環境かを確認しましょう。

    ✔️10. 卒業後の進路実績は?
    過去の卒業生がどのような進路に進んだか、具体的な実績を確認します。これにより、学校が目指している教育の方向性や、サポートの質を測ることができます。

    ゆうき

    見学や面談へ行く前に、まずはパンフレットを取り寄せて雰囲気を掴んでおくと、イメージが湧きやすかったです!パンフレットは並べて比較しやすいので、とても見やすかったです。

    【無料】資料請求はこちらからどうぞ

    子どもと話す時のポイント

    お子さんが前向きに学校選びに取り組めるよう、保護者が心がけるべきポイントをまとめました。

    ✔️合意形成を大切に
    まずは「どうして通信制高校を考えているのか」「どんな学校なら安心できそうか」など、お子さんの考えや気持ちをじっくり聞きましょう。最終的な決定は、お子さんの意思を尊重することが何よりも大切です。

    ✔️見学は親子で
    学校見学は、必ずお子さんと一緒に参加しましょう。お子さんが学校の雰囲気や先生との相性を直接感じることが、モチベーションに繋がります。

    ✔️「押し付けない」コツ
    保護者の方が「ここが良い」と一方的に決めつけるのではなく、いくつかの選択肢を提示し、「ここはどうかな?」と相談する形で進めましょう。お子さん自身が「自分で決めた」と感じられることが、その後の学習意欲にもつながります。

    ✔️不安を共有する
    転校や新しい環境への不安はお子さんだけでなく、保護者にもあるものです。「お母さんも少し不安だけど、一緒に考えていこうね」と伝えることで、信頼関係が深まります。

    ゆうき

    我が家の場合、息子は反抗期だったこともあり、1校しか一緒に見学へ行けませんでした。もっと息子に向いている学校があったのではないか、とあとで後悔しました。

    FAQ(よくある質問)

    ここでは、通信制高校の検討を始める方がよく抱く疑問について、Q&A形式で解説します。

    転入・編入のタイミングは?/年度途中でも可能?

    多くの通信制高校では、年度途中でも転入・編入が可能です。

    • 転入:現在、他の高校に在籍している方が、年度途中で通信制高校に移る場合です。前の高校で修得した単位や在籍期間を引き継げます。
    • 編入:高校をすでに中退した方が、あらためて入学し直す場合です。中退した高校で取得した単位があれば、それも引き継げます。

    転入・編入の受け入れ時期は学校によって異なりますが、多くの私立通信制高校では随時受け付けています。

    まずは気になる学校の募集要項を確認するか、直接問い合わせてみましょう。

    ゆうき

    息子の学校では、実際に年度途中から転入・編入してくる子どもは多かったそうです。中学校の友達も、全日制高校から転入してきていました。

    スクーリングはどこで?どれくらい?

    スクーリングは、対面で直接授業を受けることが法律で定められている必須の活動です。

    ただ、その形式は学校によって様々です。

    • 場所:多くの通信制高校は、本校(メインキャンパス)や、全国各地にある協力校・学習センターでスクーリングを実施しています。
    • 日数:スクーリングの日数は、学校やコースによって大きく異なります。最も少ない学校では、年に4〜5日程度(集中スクーリング)で済むところもあれば、週に数日登校する通学コースもあります。

    特にオンライン学習がメインの学校では、数日間のスクーリングのために遠方に出向く必要がある場合もあります。

    この際、交通費や宿泊費が別途かかる可能性があるため、事前に確認しておきましょう。

    ゆうき

    息子の学校は1回4万円、娘の学校は1回8万円の交通費がかかりました。スクーリングが行われる場所によっては、かなりの高額負担になるので、しっかり確認しておくと安心です!

    在宅メインでも卒業できる?

    はい、在宅での学習がメインでも高校を卒業できます

    多くの通信制高校は、レポートの提出やオンライン授業を通じて、自宅にいながら学習を進められる体制を整えています。

    もちろん、卒業には先述のスクーリング参加が必須となりますが、在宅学習と最低限のスクーリングを組み合わせることで、無理なく高校卒業資格を目指すことが可能です。

    特に、オンライン完結型のコースや、年に数回しか登校しない集中スクーリング型の学校を選べば、ほとんどの時間を自宅で過ごしながら卒業できます。

    ゆうき

    学年毎にコースを変えられる学校が多いです。例えば、1年目は「オンライン」、2年目は「通学+オンライン」など、お子さんの様子に合わせて選ぶこともできます。

    友達・環境づくりは?

    「通信制高校は友達ができないのでは?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、多くの学校で生徒同士が交流する機会が設けられています。

    • スクーリング・行事:スクーリングや文化祭、体育祭などの学校行事を通じて、同じ境遇の生徒と出会い、関係を築くことができます。
    • オンラインコミュニティ:オンライン学習が中心の学校では、SNSや独自のオンラインコミュニティを通じて、趣味や興味の合う仲間と交流する機会を提供しています。
    • 部活動:eスポーツ部や軽音部など、通信制高校ならではの部活動を設けている学校も増えています。

    大切なのは、お子さんが無理なく関われる環境を見つけることです。

    事前に学校見学や体験入学に参加して、雰囲気を確認することをおすすめします。

    ゆうき

    中学生向けに季節の催し物や体験イベントを行っている学校も多いので、まずは気軽に参加できるものを選んでみてもいいですね。

    学費を抑える方法は?

    学費の負担を軽減する方法は、いくつかあります。

    • 公的支援の活用:「高等学校等就学支援金」は、世帯収入に応じて国が授業料の一部を負担してくれる制度です。多くの生徒がこの制度を利用しており、学費が大幅に安くなる場合があります。
    • 学費減免・奨学金:学校独自の奨学金制度や、学費減免制度を設けている私立通信制高校は多いです。
    • 中古端末の活用:オンライン学習に必要なパソコンやタブレットは、中古やレンタルで費用を抑える方法もあります。

    まずは学校の担当者に、利用できる支援制度や学費の相談をしてみましょう。

    高卒資格の確実な取り方は?

    高校卒業資格を確実に取得するためには、計画的な学習と学校のサポート活用が鍵となります。

    • レポートを計画的に提出する
      レポートは単位修得の基本です。学校の学習計画に沿って、期限内に提出することが最も重要です。
    • スクーリングに参加する
      スクーリングは参加しないと単位が取得できないため、必ず参加する必要があります。
      スクーリングは、学習内容の理解を深めるだけでなく、先生に直接質問できる貴重な機会です。
    • 担任やカウンセラーに相談する
      学習面や精神面で不安がある場合は、早めに担任や学校のカウンセラーに相談しましょう。
      一人で悩まず、学校のサポート体制を最大限に活用することが、卒業への近道です。

    最終的には、お子さんの状況に合った学校選びが最も大切です。じっくりと検討を進めていきましょう。

    次の一歩を踏み出すために

    高校生の男女

    通信制高校の選択は、お子さんの未来を左右する大切な決断です。

    しかし、多くの学校の中から一つに絞り込むのは簡単ではありません。

    まずは「気になる」「もっと知りたい」という気持ちを大切に、気軽に情報を集めてみましょう。

    資料請求や相談は、学校の雰囲気やサポート体制をより深く知るための第一歩です。

    ここから、お子さんにぴったりの学校が見つかるかもしれません。

    信頼性・更新情報

    通信制高校のパンフレット

    当サイトでは、読者の皆さまに安心してご利用いただくため、情報の収集方法と掲載ポリシーを明確にしています。

    当サイトに掲載している情報は、以下の方法で収集し、正確性を期しています。

    掲載情報の収集方法
    • 公式サイトの確認: 各通信制高校の公式サイトに掲載されている最新情報を基にしています。
    • 学校パンフレットの参照: 公式サイトに掲載されていない詳細な情報(学費の内訳やコース内容など)は、パンフレットから取得しています。
    • 電話での直接確認: 特に変動しやすい学費やコース内容については、学校に直接電話で問い合わせ、正確な情報を確認しています。

    掲載ポリシーと免責事項

    当サイトは、特定の学校を優遇せず、あくまで中立的な立場で情報を提供することをお約束します。

    • 更新日: 掲載されている情報は、2025年8月時点のものです。
    • 比較重視: ユーザーが自分に合った学校を見つけられるよう、様々な切り口での比較を重視しています。
    • 免責事項: 掲載されている学費やコース内容、就学支援金等の情報は、年度や個人の状況によって変動する可能性があります。必ず各学校の公式サイトで最新の情報をご確認いただくか、直接お問い合わせください。

    私たちは、お子さんの未来にとって最適な学校選びをサポートできるよう、今後も情報の更新に努めてまいります。