通信制高校に入ったはずなのに、レポートが進まない。スクーリングの日が近づくたび、親子ともに空気が重くなる。
「通信制ですら卒業できないのでは」と思い始めたとき、正直かなりしんどいですよね。
一方で、これから通信制高校を検討している保護者の方も、「本当に卒業までたどり着けるのか」という不安を抱えて検索しているかもしれません。
「自由そう」「楽そう」というイメージと、「卒業できない子もいるらしい」という話の間で、判断が止まってしまうこともあると思います。
先に結論をお伝えすると、通信制高校で卒業できないケースは確かにあります。
ただし、その理由は「本人の能力不足」ではなく、学校の仕組みやサポートとの相性、タイミングのズレであることがほとんどなんですよね。
この記事では、通信制高校で卒業につまずきやすい子の共通点を整理しながら、立て直せるケースと、早めに別の選択肢を考えた方がいいケースを分けて考えていきます。
通信制高校に入っても卒業できるか不安に感じている親御さんに、参考になれば嬉しいです。
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通信制高校で卒業できない子に共通するつまずき方

「通信制を選んだのに、なぜこんなに苦しくなっているんだろう」。
在学中の保護者から、よく聞く言葉です。通信制高校で卒業につまずく子には、実は似たパターンがあります。ここを整理すると、「何が起きているのか」が見えやすくなります。
「自由=自己管理」が想像以上に難しい
通信制高校は「自分のペースで学べる」と言われます。
ただ、この「自由さ」は自己管理が苦手な子にとってはハードルが高くなりがちなんですよね。
不登校を経験した子の場合、通信制高校に進学しても、まだ生活リズムがまだ整っていなかったり、エネルギーが回復途中だったりします。
その状態で「いつやってもいい」「自分で計画してね」と言われても、どうしていいか分からなくなる子も少なくありません。
親から見ると「時間はあるはず」「なぜやらないの?」と感じますが、本人の中では「やらなきゃいけないのはわかっているけど、手がつかない」という状態になっていることも多いんです。
レポート提出が遅れたまま立て直せなくなる
通信制高校での最大の山場は「レポート提出」です。
最初は少し遅れただけでも、提出期限が重なると一気に負担が増えます。
「1つ出せていない」
「2つ溜まった」
この段階で相談できれば立て直しは可能なことが多いのですが、溜まった状態が続くと、また何から手を付けたらいいか分からなくなってくることも。
「今さら出しても意味がない気がする」「もう怒られるだけでは」と感じ、提出自体を避けてしまう子もいます。
レポートの提出で止まってしまう子は、実は珍しくないんです。
親が声をかけても、本人は責められているように受け取ってしまいがちです。
レポートの遅れは「怠け」ではなく、つまずきのサインと考えたほうが現実的かもしれません。
困っていても学校にSOSを出せない
通信制高校ではサポートが充実していますが、自分から先生に声かけしないとサポートが受けられない、ということも多いのですが、先生に相談したり、声をかけたりすること自体が苦手な子もいます。
不登校を経験した子の中には、「迷惑をかけたくない」「どうせわかってもらえない」という思いを強く持っているケースもあります。
その結果、学校側は「特に連絡がない=順調」と判断して、フォローが後手に回ることがあります。
これは、学校が冷たいというより、仕組み上起きやすいズレなんですよね。
保護者としては、「何かあったら学校から連絡が来るはず」と思いがちです。
でも通信制高校では、こちらから動かないと状況が見えにくいことも多い、という前提を知っておくと少し整理しやすくなります。
「通信制高校に入れば安心!卒業できる」と思ってしまう落とし穴

通信制高校を選ぶとき、「ここなら大丈夫そう」と思えたからこそ入学を決めたはずですよね。
ただ、入ってから見えてくる現実とのギャップに、戸惑う家庭も少なくありません。
このズレが続くと、「こんなはずじゃなかった」という後悔につながりやすくなります。
不登校経験がある子ほど環境の影響を受けやすい
不登校を経験した子は、学校という場所そのものに敏感です。
人との距離感、空間の雰囲気、関わる大人のスタンス。こうした要素が、大人が思っている以上に影響しているんです。
通信制高校は「通学日数が少ない」分、安心できそうに見えますが、実際には月に数回のスクーリングや面談でも、心身の負荷が大きくなる子もいます。
「週1なら行けると思ったのに、前日から動けなくなる」そんなケースも珍しくありません。
このとき大切なのは、「通信制高校を選んだのに行けない」という捉え方をしないことが大切です。
学校ごとのサポート体制の差が大きい
通信制高校は、学校ごとに仕組みがかなり違います。同じ「通信制」という名前でも、実態は別物と言っていいかもしれません。
たとえば、
- レポート未提出時に、学校側から声かけがあるか
- 面談やフォローが定期的に用意されているか
- 担任以外に相談できる窓口があるか
こうした点は、パンフレットだけでは見えにくい部分です。
入学前は「困ったら相談できる」と説明されていても、実際は「本人から連絡がないと動けない」というスタンスの学校もあります。
ここを知らずに入学すると、「放置されている気がする」と感じてしまうこともあるんですよね。
親の関わり方が想定以上に必要になることも
通信制高校は、「親の負担が減る」と思われがちですが、現実には特に在学初期やつまずいた時期ほど、親の関わりが必要になるケースがあります。
提出物の管理、スケジュールの確認、学校との連絡役。これらを家庭で担う前提の学校も少なくありません。
もちろん、すべての家庭がそれを無理なくできるわけではないですよね。仕事やきょうだいのこと、親自身の体調もあります。
「ここまで親が支えないと回らないなら、うちには厳しいかもしれない」そう感じるのは、決して間違いではありません。
環境選びは、子ども本人だけでなく、家庭全体で無理がないかどうかを見る視点も欠かせないといえます。
通信制高校で卒業できない?まだ立て直せるケースの見極めポイント

「もう遅いのでは」「ここから巻き返すのは無理かも」。そう感じるほど状況が悪く見えても、実際には立て直せるケースも少なくありません。
ここでは、判断の軸になるポイントを整理してみます。
単位・出席状況はどこまで進んでいるか
まず冷静に見たいのが、単位と出席の状況です。
感情が追い込まれていると、「何もできていない」と感じがちですが、実際には思っているより残っているケースもあります。
・すでに取得できている単位はいくつあるか
・未提出のレポートは何科目分か
・スクーリングの未参加分は振替できるか
これを学校に確認するだけで、状況が一気に整理されることがあります。
「全部ダメだと思っていたけど、半分以上は終わっていた」そんなことも珍しくありません。
逆に、ここを確認しないまま「もう無理」と判断してしまうと、選択肢を狭めてしまう可能性があります。
数字で見て現実を把握することは、気持ちを落ち着かせる助けにもなります。
担任やサポート窓口とつながれているか
立て直せるかどうかは、学校との関係性にも大きく左右されます。
特に重要なのは、「困ったときに相談できる窓口が機能しているか」です。
担任やサポート担当と定期的に連絡が取れている、状況を共有できている状態であれば、まだ調整の余地がある可能性は高いです。
一方で、「連絡しづらい」「話しても一般論しか返ってこない」と感じている場合、立て直しが家庭任せになりやすくなります。
でもその負担を、親子だけで背負う必要はありません。
「今、何が一番ネックになっていますか」と聞いてくれる大人が学校にいるか。この視点は、とても大切です。
子ども本人に「辞めたい以外の言葉」が出ているか
もう一つの見極めポイントは、子ども本人の言葉です。
「もう無理」「辞めたい」と言っていても、その裏に別の本音が隠れていることがあります。
たとえば、
「この学校が合わないだけかもしれない」
「やり方がわからない」
「誰かと一緒ならできる気がする」
こうした言葉が少しでも出ているなら、完全に気持ちが切れているわけではありません。
大切なのは、今の学校で頑張らせることではなく、「どんな条件なら動けそうか」を探ること。環境を調整すれば前に進める子もいますし、別の形に変えた方が楽になる子もいます。
「辞める=終わり」ではありません。
選択肢を広げる視点を持てているかどうかが、立て直しの分かれ目になります。

通信制高校で卒業するために…早めに別の選択肢を考えたほうがいいケース

「もう少し様子を見たほうがいいのか」「ここで動くのは早すぎるのか」。迷いながら時間だけが過ぎてしまうと、親子ともに消耗してしまいます。
ここでは、早めに方向転換を考えたほうがいいサインを整理していきます。
学校側から具体的な提案が出ていない
相談はしているのに、返ってくるのが「頑張りましょう」「本人のやる気次第です」といった言葉だけの場合、注意が必要です。
通信制高校でも、本来は「提出期限の調整」「学習量の再設計」「スクーリング方法の工夫」など、現実的な提案ができるはずなんですよね。
それが出てこない場合、学校の仕組み上、個別対応が難しい可能性がありますが、ここで無理に粘ると家庭側の負担だけが増えてしまうことが多くなってしまいます。
家庭内の負担が限界に近づいている
子どもの状況が苦しいと、親はどうしても頑張り続けてしまいます。
ただ、毎日の声かけや管理が親の役割になりすぎると、家庭が学校代わりになってしまいます。
・親子関係がギスギスしている
・学校の話題が出ると空気が重くなる
・親自身が疲れ切っている
こうした状態が続いているなら、一度立ち止まるサインかもしれません。
親が倒れてしまっては、元も子もないですよね。環境を変えることで、親子関係が回復するケースもあります。
時間だけが過ぎて自己肯定感が下がっている
「できていない時間」が長くなるほど、子どもの自己肯定感は下がりやすくなります。
これは通信制・全日制に限らず、どの進路でも起こることです。
「どうせ自分は続かない」「何をやっても無駄」そんな言葉が増えているなら、今の環境が合っていない可能性もあります。
卒業を目指すこと自体が、本人を追い詰めてしまっている場合もあるんですよね。
そんなときは、「別の形で学び直す」「ペースを落とす」選択が、結果的に近道になることもあります。
時間は取り戻せませんが、進路は修正できます。後悔を減らすためにも、「今の場所に固執しすぎていないか」を一度見直してみてください。
後悔しないために知っておきたい通信制高校の選び直し視点

「次こそ失敗したくない」。そう思うほど、選び直しには慎重になりますよね。
ここでは、卒業につながりやすい通信制高校を見るための現実的な視点を確認していきます。
卒業率より「未提出時のフォロー」を見る
学校選びでよく見られるのが「卒業率」です。
もちろん参考にはなりますが、それだけで安心するのは少し危険かもしれません。
本当に見ておきたいのは、「レポートが出せなくなったときに学校のサポートが受けられるか」という点です。
- 未提出が続いたときに連絡が来るか
- 責めるのではなく、状況整理から入ってくれるか
- 期限や量の調整を現実的に提案してくれるか
ここが弱い学校だと、つまずいた瞬間に一気に苦しくなります。
説明会や相談時には、「困ったケース」をあえて具体的に聞いてみると、学校の姿勢が見えやすくなります。
スクーリング・面談の柔軟性を確認する
通信制高校は、「通学が少ない」ことが魅力です。
ただ、その少ない機会が合わないと、逆に負担になることもあります。
- 日程の振替がどこまで可能か
- 欠席時の代替手段はあるか
- オンライン対応が現実的に機能しているか
こうした点は、実際に困ったときに差が出ます。
「原則こうです」だけで終わらず、「こういうケースでは、こうしています」と具体例を出してくれる学校は、柔軟性が高い傾向があります。
転校・編入が現実的な逃げ道になることもある
「転校=失敗」と感じてしまう方も多いですが、実際に通信制高校は編入や転校で単位を引き継げるケースもあります。
今の学校で消耗し続けるより、「環境を変えたら一気に楽になった」という子もいます。
大切なのは、「続けること」そのものではなく、「卒業までの道筋が見えるかどうか」です。
選び直しは、やり直しではありません。状況に合わせて進路を調整する、現実的な判断の一つです。

まとめ:通信制高校で卒業できない=失敗ではない

通信制高校で卒業につまずくと、「ここまで来たのに」「もう後がない」そんな気持ちになりやすいですよね。
ただ、実際には
- 環境が合っていなかった
- サポートの前提が違っていた
- タイミングが少し早すぎただけ
というケースがほとんどです。
卒業できないかもしれない、という不安は、「今のままでいいのか」を考えるサインでもあります。
無理に引っ張らなくてもいい。
早めに見直してもいい。
その選択が、結果的に一番楽な道になることもあります。
迷っている段階で情報を集めることは、決して早すぎません。
判断材料をそろえてから考えるだけでも、気持ちは少し軽くなりますよ。
お子さんのエネルギーが回復すれば、驚くほどのスピードで学びを取り戻せるケースも多いです。
大切なのは、「今の」お子さんの状態に合った学びの環境を選んであげること。
全日制高校だけが選択肢ではありません。最近では、不登校サポートが手厚い通信制高校や、個性に合わせたフリースクールなど、多様な学びの場が増えています。
まずは「どんな選択肢があるのか」を知ることから始めてみませんか?
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