「中学校不登校で、高校に進学することができるのか…」「大学なんて夢のまた夢なのかも…」
息子が中学校へ行けなくなったとき、私の頭の中はそんな不安でいっぱいでした。
周りのお子さんが当たり前のように高校受験の準備を進める中、私たち親子は将来の道が見えずに途方に暮れていました。
その中で「通信制高校」という選択肢を知り、私たちなりに色々調べていく中で、第一学院高等学校と出会い、無事に進学することができました。
そして今では、大学生として充実した日々を送っています。
この記事では、不登校から第一学院高等学校へ進学して、大学生になるまでの道のりを、親の視点からお伝えできたらと思います。
同じような悩みを持っている方に、少しでも希望となれば嬉しいです。
ゆうき通信制高校から大学進学を目指すなら、進学専門のコースがある学校を選べば様々なサポートが受けられます。
サポートは学校によって違いがあるので、まずは色々な学校の資料を取り寄せて、条件にあった学校を見つけてみましょう。
【無料】気になる学校をまとめて資料請求
息子が不登校になったきっかけと中学時代の様子


不登校になった理由と親としての悩み
息子が学校に行けなくなったのは、中学2年生になったころでした。
ちょうど流行り病で休校になり、その後から体調不良を訴えるようになったんです。
そのときは無理にでも登校させようと部屋から引っ張り出しましたが、激しく抵抗されて、ついには自室に閉じこもるように。



普段は明るくて少しお調子者な面もありますが、友達との関係、学校生活などで息子本人からも、学校からも、何か言われたこともありませんでした。
1点気になったことは、集中できないこと。これは小学校からでしたが、今までは問題なく生活できていたので特別気にすることはなかったんです。
スクールカウンセリングがきっかけで見えてきた特性
息子が不登校になった当時、私は先生の勧めもあってスクールカウンセリングを利用していました。そこでカウンセラーの方から言われたのが、「病院を受診してみる」ということでした。
「もしかしたら、何か理由が分かるかもしれません。理由が分かれば、対応もしやすくなるかもしれませんよ」というカウンセラーの言葉に、私は解決の糸口を見つけたいという思いを抱きました。
半年後にようやく「児童精神科」の予約が取れましたが、家に引きこもりがちだった息子を連れて行けたのは、たった1度だけでした。結局、親だけの受診も含めて、数回で通えなくなってしまいました。
それでも、その中で分かったこともありました。正式な診断ではないものの、「学習障害のグレーゾーン」かもしれない、と先生に言われたのです。
先生の話を聞いて、すとんと腑に落ちた感覚がありました。息子の特性を理解できたことで、もしかしたら彼は、そうした特性から学校に息苦しさを感じていたのかもしれない、と考えることができたのです。
中学生活で感じていた進路への不安
不登校が長引く中で、私の一番の悩みは「高校進学」でした。
このままでは全日制高校への進学は難しい。かといって、通信制高校という選択肢が、本当に息子の力になってくれるのかも分からず、毎日が不安でいっぱいでした。
しかし、通信制高校について何も知らない自分に気づき、まずは情報を集めようと考えました。家から通える通信制高校の資料を片っ端から取り寄せ、いくつかの学校には私一人で説明を聞きに行ったりと、とにかく行動しました。
そうして集めた資料を息子に見せ、彼が興味を持ったのが第一学院高等学校で、一緒に説明会へ参加できたことは、私たちにとって大きな一歩でした。
息子自身も中学3年生になり、周りが受験勉強を始める中で、進路への不安を強く感じていたようです。
世間とのギャップに、親子で不安しかありませんでしたが、インターネットで「第一学院高等学校 不登校」というキーワードを見つけました。



同じような悩みを持つ親御さんのブログや、第一学院が不登校のお子さんを積極的に受け入れていることを知り、私も興味を持ちました。
不登校から第一学院高等学校を選んだ理由


通信制高校を探す中で候補にあがった
我が家では、第一学院の他にもいくつかの通信制高校の資料を取り寄せました。
どの学校もそれぞれに良い点がありましたが、息子にとって何が一番大切なのかを話し合いました。
「不登校でも安心して学べる環境が欲しい」
「でも、いきなり毎日通うのは不安」
「誰かに見守ってほしい」
「勉強の遅れを取り戻したい」
これらの息子の希望を叶えられる学校はどこだろう?と考えた結果、第一学院高等学校が一番の候補になりました。
第一学院高等学校を選んだ決め手
第一学院を選んだ一番の決め手は、手厚いサポート体制でした。
先生と生徒の距離が近い
オープンスクールや説明会に何度か参加したのですが、先生と生徒の距離が近いことに安心感を覚えました。
最初は、全日制の学校と比べて先生と生徒の距離が近いことに驚きと違和感を感じたんです。
でも、不登校の息子への丁寧な接し方を見て、徐々に不安が払拭されました。
また、不登校の子どもと多く関わってきた実績があるため、積み重ねられた経験とサポートに期待できると感じました。
柔軟な登校スタイル
通学コースでも、絶対に毎日通学しなければいけないということがないのは、不登校だった息子にとって大きな安心材料でした。
ホームルームはオンラインで参加できる、レポートはipadを使って自宅でもできる環境が整っています。
柔軟に対応できるため、少しずつ学校に慣らせるのでは、と感じました。
中学校での学習の遅れを取り戻せる
中学校でほとんど不登校だった息子にとって、高校の授業についていけるのか不安がありました。
第一学院高等学校では、小学校から中学校の復習からスタートできると聞いて、安心して通わせることができました。
実際に、オンライン教材を使って小中学校の振り返りができたので、息子も順調にレポートを提出できていました。


第一学院高等学校での生活と成長


キャンパスでの通学の様子
息子は週5日通学のコースからスタートしました。
4月はガイダンスが多く、毎日登校することができていましたが、午前中で帰ってくることも多かったです。
最初は緊張している様子でしたが、少しずつ学校に馴染んでいったようです。
朝の開始時間が全日制高校より遅く、9時過ぎからだったことも、時間に余裕を持てて良かったようです。
慣れてからは家で学習する時間も増え、通学しない日もありましたが、自分のペースで登校できて学習も自宅で進められるため、無理なく学校生活を送ることができました。
制服・私服どちらでも良かったので、最初は私服で通っていましたが、「服を選ぶのが面倒くさい」と途中から制服で通うようになったこともありました。
どんなことでも、自分で選択し、主体的に行動できるようになった印象を受けました。
学校の関わり方
先生方は、子どもの学習進捗を常に気にかけてくれました。
特に三者面談では、学習状況を詳しく説明していただき、遅れている部分へのフォローも手厚く感じました。
息子に対しても、頭ごなしに𠮟るのではなく、どうすれば前に進めるかを一緒に考えてくれたことが印象的でした。



私が不安に感じて電話をしたときも、すぐに「フォローしますね」と対応してくださり、後日わざわざ連絡をいただきました。
不登校からの息子の変化
第一学院での生活を通じて、息子は驚くほど変わりました。
中学校のときは、部屋に引きこもって外に出ることはほとんどありませんでした。
それが、高校1年生の夏休み前にはアルバイトやダンスを始め、積極的に行動するようになったんです。
時には一人で電車に乗って日帰り旅行に出かけることもありました。
以前は「何も興味がない」と言っていた息子が、キャンパスのイベントや先生との会話を通して、将来についても真剣に考えるようになりました。
高校生活の中で見られた驚くほどの変化に、私は今までの焦る気持ちを手放し、息子を信じて見守ることができるようになりました。
第一学院卒業後、息子が大学進学を決めた理由


進学を考えるようになったきっかけ
息子が第一学院高等学校に入学した当初、親である私は「無事に卒業して、就職できたらいいな」と考えていました。



不登校だった頃は、大学進学なんて夢のまた夢で、とても考えられる状態ではなかったんです。
でも高校2年生になり、学校でも進路についての話が増えてくると、息子自身も将来について考えるようになりました。
具体的な進路はまだ決まっていませんでしたが、大学や専門学校の合同説明会に積極的に参加するようになったんです。



何をやりたいか全く決まってなかったけど、色々な学校の説明を聞くことで、自分は何がやりたいのかを考えるようになりました。
息子はそう言ってくれました。
高校で受けた進路サポート
第一学院高等学校では、2年生になると「理系」「文系」に分かれて授業が行われます。
そこでまず、息子は「何を学びたいか?」「自分はどっちが向いているか?」と、自分自身を振り返る時間を持つことができました。
そして2年生の夏休みには、進学を考えている生徒向けに、大学や専門学校の合同説明会、オープンキャンパスなどの案内が学校からあり、本格的に高校卒業後の進路を考え始めました。
三者面談の場でも、子どもの気持ちを先生と共有し、今後の進め方などを相談することができ、これから何をするか、どんなことに力を入れていけばいいのか、先生を含めて話し合えたのは、親として大きな安心感につながりました。



「不登校だったから」「通信制高校だから」と、進路を諦める必要は全くありませんでした。
第一学院では、専門学校や大学のオープンキャンパス情報が豊富に提供されていたことも、彼の進路を考えるきっかけになったようです。


第一学院高等学校のサポート体制(進路・学習)


大学進学に向けた指導内容
第一学院高等学校では、大学進学を希望する生徒に「大学進学専攻」コースが用意されています。
このコースでは、大学受験に向けた充実したサポート体制が整っています。
- 進学予備校のライブ配信授業
「ウイングネット」という映像学習システムを通じて、市進予備校や学研の質の高い映像授業を視聴できます。 - 第一学院生専用の季節講習
夏期・冬期講習や、大学入学共通テストの対策講座などが、キャンパスでの授業や録画映像で受講可能です。 - 学習支援と進路指導
最新の入試情報の提供から、講座選択、学習進捗の確認、そして受験校の選定まで、先生が一人ひとりに寄り添い、丁寧に指導してくれます。
これらのサポートは、塾や予備校のように追加料金を払う必要がないため、学費の負担を抑えながら質の高い学習ができます。



「通信制高校から大学進学は無理かも…」と思われがちですが、子ども自身が大学進学を希望すれば、それを実現できるサポート体制がしっかりと整っているんです。
就職や専門学校など他の進路サポートもある
大学進学だけでなく、就職や専門学校への進路も、もちろん手厚いサポートがあります。
就職ガイダンスや専門学校の合同説明会などの情報は、積極的に展開され、保護者にも共有されるため、子どもと話し合いながら一緒に参加することもできます。
当時の息子は就職を考えていたので、「社会人基礎力専攻」コースを選択していて、社会人になるために必要なパソコン操作などを学ぶことができました。
また、就職に少しでも有利になるような資格取得も推奨してくれるため、息子もいくつかの資格にチャレンジすることができました。
不登校からでも大学進学は可能!親御さんへのアドバイス


「不登校=進学できない」という思い込みを手放す
不登校を経験したお子さんを持つ親御さんにとって、大学進学は遠い夢のように感じるかもしれません。
しかし、「不登校だから進学できない」ということはありません。
通信制高校には、子どもの可能性を信じ、それを引き出してくれる場所がたくさんあります。
あとは、お子さん自身の「やる気」と、用意された環境をいかに使いこなすかが大切だと感じます。
学校選びで大切にしたいポイント
学校選びで重視してほしいのは、以下の3点です。
- サポート体制:子どもの心の状態に寄り添ってくれるか
- 学習スタイル:子どものペースで学べるか
- 相性:キャンパスの雰囲気や先生との相性はどうか
通信制高校は多様な生徒を受け入れていることが大きなメリットですが、進学校のように全員が大学進学を目指しているわけではありません。
そのため、周りの雰囲気に流されたり、モチベーションを保つことが難しい場合もあります。
大学進学を目指すなら、大学進学に特化した専門コースがあり、一緒に目標を目指せる仲間がいる環境を選べる学校がおすすめです。
ここまで、息子の体験談として第一学院について詳しくお伝えしてきました。
おかげさまで息子は充実した高校生活を送れましたが、これはあくまで「息子と第一学院の相性が良かった」からです。
もしかしたら、あなたのお子さんには、別の学校のサポート体制の方が合うかもしれません。
通信制高校選びで後悔しない一番のコツは、「先入観を捨てて、複数の学校をフラットに比較すること」です。
息子の学校を決める際も、最低でも3〜4校の資料を見比べました。
お子さんにピッタリの「居場所」を見つけるために、まずはどんな選択肢があるのか、資料を取り寄せて比較検討してみてくださいね。
【無料】気になる学校をまとめて資料請求



