通信制高校への進学を検討する場合、「第一学院高等学校の偏差値ってどれくらい?」「不登校だったうちの子でも、本当に大学進学ができるの?」といった、学力や将来に関する不安は尽きませんよね。
通信制高校は全日制高校と入試の仕組みが違うため、情報が少なくて余計に心配になるものです。
この記事では、不登校を経験した息子が実際に第一学院高等学校に通い、高校卒業を経て大学進学を実現するまでのリアルな体験談を、親の視点から詳しくお話しします。
偏差値がない通信制高校の入試の仕組みから、充実した進路サポート、そして息子がどのように大学進学という目標を叶えたのかを解説します。
お子さんの未来の可能性を見つけるためのヒントがきっと見つかったら嬉しいです。
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第一学院高等学校に偏差値はある?


通信制高校と全日制高校の違い
全日制高校では、受験者が多数いる場合、学力試験の結果に基づいて合否が決まり、その合格ラインの目安として「偏差値」が広く使われます。
偏差値は、受験生の学力を相対的に示す重要な指標です。
しかし、通信制高校は、全日制高校とは設立の目的が大きく異なります。
通信制高校の役割は、生徒を選抜することではなく、高校卒業資格の取得を希望する生徒を広く受け入れ、サポートすることです。
そのため、学力レベルで生徒を区別する「偏差値」という考え方自体が、通信制高校の教育システムには当てはまらないのです。
親子でこの違いを理解することが、通信制高校選びの第一歩になります。
偏差値がない理由(入試制度の違い)
結論から言うと、第一学院高等学校に偏差値はありません。
第一学院高等学校をはじめとする多くの通信制高校に偏差値がないのは、入試の仕組みが全日制高校と根本的に違うからです。
全日制高校では学力試験がメインですが、通信制高校の入試は、主に書類選考と面接、そして作文で合否が判断されます。
合否を決めるうえで重視されるのは、生徒の現在の学力レベルよりも、「高校で学びたいという意欲」や「これまでの不登校の経緯」、「学校生活への適応可能性」です。
つまり、通信制高校の入試は、学力による選抜ではなく、生徒を受け入れて継続的にサポートするための判断として行われるのです。
学力に不安があっても、前向きな気持ちがあれば安心して挑戦できるのが大きな特徴です。
学力ではなく本人の状況に合わせて入学できる仕組み
第一学院高等学校が学力による偏差値を設定していないのは、生徒の多様な背景を理解し、その状況に合わせて学びを提供するためです。
不登校を経験したお子さんは、中学校の学習内容に遅れがあることが多いですが、第一学院ではそうした学力の差を問うことなく受け入れます。
入学後は、一人ひとりの習熟度に合わせて小学校や中学校の内容から復習できる柔軟なカリキュラムが用意されています。
これにより、生徒は学力に劣等感を持つことなく、自分のペースで自信を持って学習を再開できます。
お子さんの心の状態を最優先し、「学びたい」という意欲を引き出すことに重点を置いた仕組みだと言えますね。
第一学院高等学校の入学方法と学力の目安


出願条件と入試の流れ
第一学院高等学校の出願条件は、中学校を卒業した方、またはそれに準ずる資格を持つ方(高校からの転入・編入も含む)です。
全日制高校のような厳しい成績基準はありません。


入試の流れは、まず資料請求から始まり、その後、学校説明会や個別相談に参加します。
学校の雰囲気やサポート体制を親子で確認した後、出願書類を提出します。
この段階で、不登校の経緯や現在の状況などを正直に伝えることが大切です。
出願後、面接や作文などの入試・選考に進みます。
不安な点は、事前に学校に相談し、疑問を解消しておきましょう。
学力試験はあるの?実際の選考内容
第一学院高等学校の選考において、全日制高校のような学力試験は基本的にありません。
選考の主な内容は、書類選考、面接、そして作文です。
面接(本人および保護者)・作文「テーマ:自分の未来について」による総合判定。
※作文は出願時提出。筆記試験は実施しません。
※MobileHighSchool(オンライン)は書類選考のみ。
※スポーツコースの出願には、事前説明会・体験練習会への参加が必須となります。また、学力試験・実技試験があります。
引用:第一学院高等学校HP
書類選考では、中学校の調査書や出願書類を通して、これまでの学習状況や生活態度を確認します。
面接では、現在の学力よりもむしろ、「なぜ本校に入学したいのか」という学習意欲や、高校生活への前向きな姿勢を重視されます。
作文は、自分の考えを整理して伝える能力を見るために実施されますが、難易度の高いものではありません。
学力に不安がある方でも、高校で学び直したいという強い気持ちさえあれば、安心して選考に臨むことができます。



僕の時は、オープンキャンパスに参加したあと、第一学院で作文のサポートが受けられたので、何度か参加して書き上げたよ。
不登校からでも安心して入学できる理由
不登校を経験したお子さんが第一学院高等学校に安心して入学できる理由は、「1/1(いちぶんのいち)の教育」という理念に基づいた教育方針を掲げているからです。
この理念は、一人ひとりの生徒の個性を尊重し、あるがままを受け入れることを意味します。
そのため、選考基準は学力ではなく「学びたいという意欲」に置かれており、過去の出席日数や成績が合否に大きく影響することはありません。
また、入学前には個別相談や説明会を通じて、生徒一人ひとりの状況を丁寧にヒアリングし、入学後のサポート体制を共有してくれるので、「自分自身を受け入れてもらえる」という強い安心感を持って高校生活をスタートできます。
入学後も、登校スタイルや学習ペースを柔軟に調整できるため、無理なく学校生活に慣れていくことが可能です。



息子の場合も、まずは個別相談を受けて、学校へ行けていないこと、高校に進学はしたいけど不安を感じていることを、丁寧に聞いてもらいました。
こちらが疑問に思っていることも教えてもらい、安心して入学できました。
個別相談や説明会に参加する前に、まずは複数の学校の資料請求をしておくことをおすすめします。
資料には、学費やコース内容、キャンパスの雰囲気など、公式サイトだけでは分からない情報が詰まっています。事前に情報を把握しておくことで、「聞いてみたいこと」が明確になり、学校の先生と話すときもスムーズです。
お子さんにぴったりの学校を見つけるため、まずは一歩踏み出して資料を取り寄せてみましょう!
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息子が第一学院高等学校に通った体験談


入学前に抱えていた不安
息子が第一学院高等学校に入学する前、親として最も不安だったのは、やはり学力面でした。
中学校でほとんど登校できていなかったので、「この状態で高校の授業についていけるのか…」と、不安を感じていました。
また、通信制高校には「偏差値がない」と知っていても、それが逆に「学力レベルの低い生徒ばかりなのでは?」という漠然とした不安にもつながっていました。
でも、個別相談で先生が「学力は入学後に追いつけばいい。まずは心の安定が第一」と言ってくださり、その言葉に救われたことを今でも覚えています。



第一学院高等学校に入学するまでは、「まずは、無事に高校を卒業できれば十分!」という心境で、大学へ進学することはまったく考えていませんでした。


通ってみて感じた学習レベルとサポート
実際に第一学院高等学校に通い始めて感じたのは、学習スタイルが非常に柔軟で、基礎から無理なく学び直せることでした。
第一学院の学習は、主にオンライン教材での自習と、オンラインやキャンパスでの授業で構成されています。
特に中学の内容に不安があった息子にとって助かったのは、オンライン教材で小中学校の振り返りからスタートできたことです。これにより、つまずくことなく基礎固めができたんです。
また、一人での学習に不安を感じることもありましたが、先生の手厚いサポートで、レポートの提出が遅れそうな時も、「どうしたら進められるか」を一緒に考えてくれ、安心して見守ることができました。
不登校から大学進学を目指すまでの変化
入学当初、「高校を卒業できれば十分」と考えていた私と息子でしたが、高校生活を通じて、息子は驚くほど大きく変化しました。
高校1年生の頃は、まず学校に慣れ、生活リズムを整えることが中心でした。
しかし、学校生活に慣れて自信を取り戻し始めた頃から、アルバイトを始めたり、習い事(ダンスなど)に挑戦したりと、不登校だった頃からは考えられないほど積極的になっていきました。
そして、高校2年生になると、彼は将来を真剣に考え始め、専門学校や大学のオープンキャンパスに自ら参加し、「大学に進学して専門的な知識を学びたい」と自ら言い出したのです。



正直、私は卒業さえできれば、あとは何とかなるだろうと考えていたため、息子のこの成長には心底驚きました。
この変化の背景には、学校で得られた自己肯定感と自信があったと感じています。
先生方には三者面談で進路の方向性を一緒に考えてもらったり、受験に向けたきめ細やかなサポートをしてもらいました。
不登校を乗り越え、自分の力で未来を切り開いた息子の姿は、私にとって何よりの喜びでした。


第一学院高等学校から大学進学は可能?


進学率や進学先の傾向(大学・専門学校・就職)
「通信制高校から大学進学なんて無理では?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、結論から言えば、第一学院高等学校から大学進学は十分に可能です。
第一学院高等学校は、卒業後の進路を幅広くサポートしており、多くの生徒が大学、専門学校、または就職といった希望の進路を実現しています。


進学率自体は年度やキャンパスによって異なりますが、進学を希望する生徒に向けたサポートが非常に手厚いため、一般の通信制高校の平均と比較しても高い水準にあると言えるでしょう。
東京藝術大学/北海道大学/東北大学/千葉大学/名古屋大学/九州大学/筑波大学/お茶の水女子大学/大阪大学/埼玉大学/滋賀大学/岡山大学/弘前大学/岩手大学/新潟大学/宮崎大学/東京外国語大学/東京学芸大学/東京農工大学 東京都立大学//電気通信大学/室蘭工業大学/信州大学/名古屋市立大学/神戸大学/京都府立大学/広島大学/高知工科大学/秋田大学/北見工業大学/福島大学/会津大学/山形大学/高崎経済大学/富山大学/金沢大学/群馬大学/東京海洋大学/神奈川県立保健福祉大学/都留文科大学/静岡大学/愛知教育大学/愛知県立大学/京都工芸繊維大学/奈良女子大学/和歌山大学/島根大学/鳥取大学/愛媛大学/小樽商科大学/公立千歳科学技術大学/釧路公立大学/公立はこだて未来大学/宮城教育大学/福島県立医科大学/新潟県立大学/長岡造形大学/長野県立大学/公立諏訪東京理科大学/長野大学/長野県看護大学/富山県立大学/公立小松大学/福井県立大学/前橋工科大学/静岡県立大学/静岡文化芸術大学/愛知県立芸術大学/福知山公立大学/奈良県立大学/奈良県立医科大学/大阪教育大学/大阪公立大学/岡山県立大学/新見公立大学/福山市立大学/県立広島大学/尾道市立大学/広島市立大学/公立鳥取環境大学/島根県立大学/山口大学/山陽小野田市立山口東京理科大学/下関市立大学/高知県立大学/高知大学/北九州市立大学/熊本県立大学/鹿児島大学/沖縄県立芸術大学(引用:第一学院高等学校公式HP)
進学先は、一般大学から難関私立大学、専門性の高い専門学校まで多岐にわたります。
卒業後の進路を幅広く見据え、生徒一人ひとりの夢を応援する環境が整っています。


大学進学をサポートする専攻クラス
第一学院高等学校では、大学進学を希望する生徒のために、独自のサポート仕組みが充実しており、目的別に複数の進学サポート専攻クラスが用意されています。
- 大学進学専攻: 大学入学共通テスト(旧センター試験)から志望校対策まで、基礎力と応用力をバランス良く養うための対策を集中的に行います。
- 社会探究×総合型選抜専攻: 勉強だけでなく、探究活動や自己PRを重視する総合型選抜(旧AO入試)で、早期の大学合格を目指します。
- 難関大学進学サポート(オプション受講): 東大生による個別コーチングを通じて、最難関大学への現役合格を目指す、ハイレベルなオプションプログラムです。
これらの専攻クラスでは、集団授業に不安がある生徒でも安心して受験対策ができるよう、個別指導や映像授業(予備校提携のシステムなど)を積極的に活用しています。
志望校の選定から出願書類の添削、面接指導まで、きめ細やかな進路相談を受けられるため、不登校で学習に遅れがあっても、着実に大学受験に向けた力を養い、多角的な受験戦略を立てることが可能です。
第一学院グループ内 進学先
第一学院高等学校の大きな強みの一つは、グループ内の大学や専門機関へ優先的に進学できる選択肢が用意されていることです。
主な進学先として、新潟産業大学(通学制・経済学部)と、通学不要で経済経営学が学べるネットの大学 managara(通信制大学)があります。
これらの大学は、第一学院の教育理念「1/1(いちぶんのいち)の教育」を共有しており、高校での学びからスムーズに接続できます。
また、managaraの在籍者を対象とした第一学院オンラインカレッジでの学習サポートや、高校卒業後に専門知識を深められる第一学院高等学校 専攻科(通信課程)という選択肢もあります。
これにより、受験の負担を軽減しつつ、子どもが安心して次のステップに進むための環境が整っています。
不登校からでも第一学院高等学校へ進学できる?


偏差値よりも大事なこと(本人に合う環境)
不登校を経験したお子さんを持つ親御さんが学校選びをするとき、偏差値は気にしなくても良い要素です。
第一学院高等学校をはじめとする通信制高校の多くは、偏差値による学力選抜を行っていません。
それよりも遥かに大事なのは、お子さんの心と体の状態に合った環境を見つけることではないでしょうか。
全日制のような「集団に合わせること」を優先する環境ではなく、「個性を尊重し、自分のペースで学べる」環境こそが、再スタートには不可欠です。
焦って進学先を決めるのではなく、「学校の雰囲気はどうか」「先生は子どもの気持ちに寄り添ってくれそうか」といった、環境と本人の相性を最優先に考えてください。



心の安定こそが、学力回復や進路実現への一番の近道だと、息子から学びました。
学校選びで重視すべきポイント
学校選びの際は、ぜひ「3つのポイント」を重視してください。
- サポート体制: 学習面だけでなく、心のケアもサポートしてくれるか
- 学習スタイル: お子さんのペースで学べるか
- 進路実績: 過去にどのような進路に進んだ生徒がいるか
お子さんに合う学校を見つけるためには、まず行動を起こすことが不可欠です。
「第一学院高等学校が良いらしい」という情報だけで判断せず、まずは複数校の資料を請求して、比較検討から始めましょう。
資料には、学費の詳細、コース内容、年間行事など、公式サイトだけでは分からない情報が詰まっています。
そして、興味を持った学校には必ず個別相談会や学校説明会に参加して、実際にキャンパスの雰囲気を肌で感じ、対応してくれた先生の話し方や表情を見ることで、その学校がお子さんに合っているかどうかを確認することができます。
この「確認する」という一歩が、親子の不安を解消し、お子さんの未来を切り開く確かな第一歩となってくれます!
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