息子が不登校になって、スクールカウンセラーから聞いた「フリースクール」の存在。
「一定の要件を満たせば出席扱い?」「出席日数があれば、全日制高校に進学できるかも」
そんな思いでフリースクールを調べましたが、家から簡単に通える範囲ではないことが分かりました。
数年前は、今よりもフリースクールの数は多くなく、選択肢も少なかったので、「一体どうしたものか…」と頭を悩ませたものです。
この記事では、子どもをフリースクールに通わせたいけど…と悩んでいる方に、フリースクールに通えなかった我が家の体験談を読んで、少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです!
家から近くのフリースクールがない!遠くて通えない3つの理由

不登校の子どもが増えたことで、学校以外の学びの場として、フリースクールが多く設置されています。
とはいっても、現実には家の近くにフリースクールがないことで、通学を諦めてしまう家庭も多いのではないでしょうか。
フリースクールに通えない、現実的な理由は主に3つの理由があります。
1. 通学方法と通学時間、そして交通費の問題
フリースクールが増えてきたといっても、学区内にあるほど数は多くありません。
そのため、家から遠く離れていることも少なくないですよね。
また、どうしても通いやすく、人が多い都市部に集中している傾向があります。
郊外に住んでいると交通機関が無かったり、電車やバスを乗り継ぎながら時間をかけて通わなければならないケースも少なくありません。
公共交通機関をうまく乗り継ぎできればまだ良いのですが、郊外ではそれも難しい場合が多くあります。
ゆうき我が家は地方都市の郊外に住んでいて、バスは本数が少なく、車が欠かせない生活スタイルです。
我が家の子どもがフリースクールに通うためには、公共交通機関を使うことになります。
でもバスだけで通えないので、ローカル電車も使って乗り継ぎ、フリースクールがある場所まで更に徒歩15分程度とGoogleマップで表示されました。
待ち時間なども含めると、1時間以上かかる計算でした。
フリースクールに1時間かけて通うことになると、往復2時間の通学時間です。
不登校で学校へ行けていない子どもが、往復2時間かけてフリースクールに通えるのか?という問題がありました。
さらに、交通費も考えなくてはいけません。



我が家の場合、1日あたり往復で800円くらい、毎日通えば1ヶ月で約1万6千円かかることが分かりました。これって我が家にとっては大きな出費ですから、通うだけでもハードルが高いなと感じました。
フリースクールが遠いと、当たり前ですが時間もお金もかかるわけですから、親としてはハードルが高く感じてしまいますよね。
2. 子どもの体力や精神的な負担
不登校の子どもは、心身ともにエネルギーが低下している状態です。
様々な理由があって学校へ通えていないのに、フリースクールなら通えるか?というと、なかなかそうはいきません。
- 朝起きるのがつらい
 - 人と関わることに不安を感じる
 - バスや電車を乗り継いで移動することが負担になる
 - 新しい環境に飛び込むことにストレスを感じる
 



様々な理由がある中で、簡単に「じゃあ明日からフリースクールに行こう」とはなりませんよね。
我が家の息子は、フリースクール断固拒否でした。そんな時に無理やり通わせても、子どものためになりません…
無理に通わせることで、子どもの心の状態がさらに悪化してしまう可能性もゼロではありません。
フリースクールの利用を考えている場合は、まず子どもとよく相談して、自分から「行きたい」と言わない限りは、無理をしないようにしましょう。


3. 親の送迎負担と仕事の両立
フリースクールが家から遠くて子どもが一人で通えない場合、親が送迎する必要があります。
毎朝毎晩の送迎は、仕事をしている親にとっては大きな負担です。
「仕事を休んで送迎しなければならない」 
「送迎のために勤務時間を調整しなければならない」
フレックスタイム制やリモートワークが普及しつつあるとはいえ、全ての仕事が柔軟に対応できるわけではありません。
また、送迎時間中にきょうだいの世話を誰かに頼んだり、家事の時間が削られたりすることもあります。
親が無理をすることで、イライラが募り、やがて子どもとの関係にも影響を与えてしまうこともあります。
【体験談】フリースクールに通わなかった我が家が選んだ道


①自分のペースで学べる「通信制高校」を選んだ
全日制高校への進学を考えていたときは、フリースクールに通って出席日数を補おうとしていました。
でも結局、フリースクールに通うことはできず、全日制高校を諦めて「通信制高校」に進学することを選びました。
通信制高校は全日制高校とは違い、入学の条件に出席日数は関係ありませんし、なにより不登校でも受け入れてくれる環境が整っていました。



レポートの提出やスクーリングはありますが、毎日学校に通う必要がなく、自宅でも学習できるので自分のペースで無理なく学べることは、我が家にとって大きなメリットだったんです。
全日制高校のように、「毎日学校へ行かなくてはいけない」というプレッシャーを感じることもなくなり、周りに干渉されることもなく、安心感を得ることができたようです。
とにかく子どもたちの心と体を最優先して、高校生活の間に少しずつでも100%を目指していくことにしました。


②学習を補うために「スマイルゼミ」をスタート
フリースクールへは通わなかったけれど、全日制高校への進学を目指していた娘は、出席日数のために保健室登校を頑張っていました。
ただ、毎日保健室では学習面の心配もあり、遅れを補うために「スマイルゼミ」を始めたんです。
- タブレットで家にいながら学習できる
 - 過去の学年の分も学習できる
 - 1回15分から始められる
 - フリースクールや塾と比べて、通学時間がかからない
 
ちょっとした時間を使って進められるので、1回始めてしまえば30分くらい続けて学習が続けられました。
また映像授業も見れるので、授業に出られていなかった娘には理解しやすいようで、タブレットに向かっている時間も良く見られました。
そう上手くはいかなかった…続けることの難しさを実感
スマイルゼミをスタートしたころは、もの珍しさや勉強に対しての意欲も高かったことで、積極的に取り組んでいました。
ただ体調やメンタル面で浮き沈みがあること、そしてゲームや動画など気を取られることが多くなり、親が声をかけないと取りかからない日も増えてしまいました。
自分から勉強したいと言った娘ですが、分からない問題でつまづき、そこからやる気がなくなってしまうなど、モチベーションが続かなくなり、次第にやらなくなってしまったんです。



家庭での学習は強制力もないし、強い意志や周りの環境、家族のサポートがないと、一人で続けることは難しいな、と感じました。
もし小学生だったら、親がうまく子どもを誘導して勉強に取り組むように持っていきやすいですが、中学生にもなると親が子どもを動かすことは簡単ではありません…
「自分からやるって言ったのに、どうしてやらないの!」と親の私も感情的になってしまうことも。



自分から積極的に取り組めるお子さんには、スマイルゼミのような学習方法は向いていると思いました。
我が家の娘のように、集中できない、モチベーションが続かない、といった場合には、家庭教師などを利用して家でも強制的に勉強する時間を作るといいかもしれません。
私たち親子が「もっと早く知りたかった」と痛感したのが、不登校の生徒さんを専門にサポートする体制です。
子どもの繊細な気持ちとペースを理解し、「勉強の遅れ」と「自信の回復」を同時に解決できるのが、不登校専門のオンライン個別指導です。
ティントルなら、自宅で安心して、子どもの状態に合わせた無理のない学習を進められます。まずは専門の無料相談で、お子様の状況を話してみませんか?
\不登校専門のサポートで、自信と学力を取り戻す/
無料相談・詳細はこちら
もしあの時知っていたら…オンラインフリースクールという新しい選択肢
我が家がフリースクールについて考えていたとき、オンラインのフリースクールを知っていたら、結果は違っていたかもしれません。
当時は通学するフリースクールのことしか考えていませんでしたが、オンラインフリースクールなら、通学にかかる距離や時間を気にする必要がありません。
インターネット接続ができる環境さえあれば、場所の制約もなく通うことができるので、不登校の子どもにも参加しやすい環境です。



不登校だけど、「全日制高校に進学したい!そのために出席日数が必要!」という場合には、オンラインフリースクールも選択のひとつにしてみると良いかもしれません。
オンラインフリースクールは、不登校の子どもに特化しているため、学習面だけでなく、心のケアやコミュニケーションのサポートにも力を入れています。
場所の制約なく通うことができるので、自宅にいながら専門スタッフのサポートを受けられるのが大きなメリットです。
\不登校生徒向けオンラインフリースクール/
個別相談は無料・資料請求はダウンロードですぐにチェックできます
オンラインフリースクールのメリット
- 自宅で学習できる
慣れた環境で学べるため、登校に対するプレッシャーがありません。朝起きるのが苦手な子どもでも、無理なく自分のペースで始めることができます。 - 専門家がサポート
不登校に関する知識や経験が豊富な専門スタッフが、学習面だけでなく、心のケアまでトータルでサポートしてくれます。心理カウンセラーや教員免許を持ったスタッフが在籍しているスクールも多く、安心して任せることができます。 - 同じ悩みを持つ仲間と出会える
オンラインのコミュニティで、同じように不登校を経験している仲間と交流できます。お互いの悩みを共有したり、一緒にゲームをしたりすることで、「自分は一人じゃない」という安心感を得られます。 
オンラインフリースクールであれば、学習面だけでなく、心のケア、仲間との交流を通じて、子どもの自信を取り戻すサポートも受けられたかもしれません。
まとめ|近くのフリースクールがないからこそ見つかる道


フリースクールは、家の近くにないことも多く、通いたくても通えず悩んでいるご家庭も多いのではないでしょうか。
フリースクールは、学校以外で子どもが安心して過ごせる居場所となり、進学のための準備にもプラスになります。
もし近くにフリースクールがない場合は、オンラインで参加できるサービスも選択肢に入れてみると良いでしょう。



我が家はフリースクールに通うことはできませんでしたが、子どもに合った学び方ができる通信制高校という道を選びました。
「場所」にこだわるのではなく、学びの「方法」に目を向けたことで、私たち親子にぴったりの道を見つけられたのです。
お子さんが不登校になると、この先どうなるんだろう、と不安になるかもしれません。
しかし、これは決して「終わり」ではありません。子どもが自分らしく生きるための大切なプロセスだったと、今では思えます。
お子さんが自分らしく過ごせる選択ができるよう、心から応援しています。


「フリースクールに通わせたいけれど、今の状況では難しい…」そんな悩みを抱えていませんか?
そんなときは、「オンラインのフリースクール」という選択肢も考えてみてください。
文部科学省の要件を満たすオンラインのフリースクールでは、在籍している小中学校の「出席扱い」も目指せます。さらに、個別指導で勉強の遅れを取り戻せるので、不登校期間の学習への不安も解消できます。
また、全国の先生や仲間と繋がることができますし、通学の負担がないので、お子さんのペースで無理なく学習を始められるのが大きなメリットです。
まずは公式サイトから無料の資料をダウンロードして、その学びの形を覗いてみましょう。
\不登校生徒向けオンラインフリースクール/
個別相談は無料・資料請求はダウンロードですぐにチェックできます

