不登校や学校生活で悩み、子どもの新しい居場所を探している親御さんにとって、「第一学院中等部」はひとつの選択肢になってくれるかもしれません。
とは言っても、実際に通うことを考えると「学費っていくら必要なの?」「どんなことができるの?」と、具体的な費用やカリキュラムについて、分からないことだらけですよね。
子どもが中学生の場合、親として気になることは「心の安定」と「将来の進路」ではないでしょうか。
この記事では、第一学院中等部の学費やその他に必要な費用、通学スタイルやサポート内容について、詳しくまとめました。
第一学院中等部とは?基本概要

不登校の子どもの居場所をつくる中等部
第一学院中等部は、不登校や集団生活に馴染めないといった理由で、中学校生活に悩みを抱えているお子さんでも受け入れてくれる学校です。
「1/1(いちぶんのいち)の教育」を教育理念に掲げてます。
- 対象は、中学1年生~中学3年生
- ICTを活用した、学習サポート
- 一人ひとりに寄り添って、意欲を育みます
- 登校できる機会を設けています(月1~4回程度)
- 進学先として、第一学院高校を選ぶことができます
多様な学びの機会を提供する新しいコンセプトのスクールで、多様な学びの中から不安や心配事を和らげていき、一人ひとりの可能性を育ててくれます。
月に1回~4回程度キャンパスに登校して、先生や同世代の仲間、先輩と交流ができ、もうひとつの「居場所」作りができます。
また第一学院中等部は、学校教育法第一条に定められた中学校ではありません。
逆にそれをメリットにして、中学校に在籍しながら一人ひとりに合わせた、多様な学びに取り組むことができます。
第一学院中等部と同じ理念を持つ系列校が第一学院高等学校で、中等部での学びを活かし、そのまま第一学院高等学校へスムーズに進学することが可能です。
通信制高校としての特色やサポート体制については、こちらの記事をご覧ください。

ICTを活用した学習
第一学院中等部では、デジタル教材を使いながら自分のペースで学んでいきます。
- デジタル学習教材「すらら」(任意)
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第一学院中等部では「すらら」を活用して、学年にとらわれない学びを実勢しています。
学習の遅れが心配な子どもでも、小中学校の復習から学べたり、逆に先取り学習にも対応できます。
タブレットやパソコンは、各家庭で準備が必要です。
- プログラミング講座(任意)
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子どもの主体性と創造性を大切にしたカリキュラムで学べるプログラミング講座も受講できます。
これは、「0から1を生み出す」経験を通じて、お子さんの学習意欲を引き出し、次なる学びへとつなげたいという考えに基づいています。
- デジタルスキルが身につく最新教材
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これからの社会で必要とされる情報リテラシー・情報モラル・デジタルスキルの基礎を学び、デジタル社会・情報化社会との適切な接し方も身につきます。
DQ(デジタルインテリジェンス)のっ向上に注目して、最新教材を取り入れています。
- 日々の成長を実感できるオリジナルアプリ
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第一学院中等部オリジナルの、デジタル自分未来史ファイル「D-FILE」アプリを使って、日々の取り組みを記録してきます。
自分の成長や変化が見えて、さらに周りの人とも共有できて、プラスの変化を実感できます。
- 成長度MAPアプリ:「なりたい自分」を設定して、生活面や学習面での自分の「今」をアプリに記録して可視化
- eポートフォリオ:学習の記録や振り返り、活動の成果物などをデータで記録
どんな子に向いている?
第一学院中等部は、以下のようなお子さんに向いています。
- 現在の学校生活に強いストレスや不安を感じている子:安心して自分のペースで学習や活動に取り組めます。
- 集団での一斉授業や競争が苦手な子:少人数制や個別指導が中心なので、プレッシャーを感じずに学べます。
- 自分の興味や個性を伸ばしたい子:プログラミング講座を通じて、好きなことを見つけるサポートを受けられます。
- 将来の高校進学に向けて、学習習慣と自信を取り戻したい子:基礎学力の定着と、前向きな気持ちの育成に重点を置いています。
勉強の進め方がわからず困っているお子さん、中学校には行けないけれど安心して過ごせる居場所が欲しいお子さん、そして将来の進路に不安を感じているお子さんにとって、まさに最適な場所だと言えるでしょう。
お子さんが第一学院中等部に向いているか、最終的な決め手は「通っている人のリアルな声」かもしれません。
実際の評判や保護者の口コミは、こちらからご覧いただけます。

第一学院中等部の学費・費用について

必要な費用
第一学院中等部の費用は、以下の通りです。
| 料金(税込) | 備考 | |
| 登録料 | 5,500円 | 初年度のみ。システム等への生徒登録・管理のための費用。 |
| 受講料 | 11,000円/月 | 上記生徒・保護者向けサービスのための費用。 |
支払いは、クレジットカード、振り込み、ローンが利用できます。
申込みには、「申込書」、「学則(兼契約内容書)」を学校へ郵送、もしくは校舎に直接持参します。
その他に必要な費用はある?
第一学院中等部での学習はICT教材を使用するために、学習用端末が必要になります。
必要な端末:タブレット(android/ipad)、パソコン(Windows/Mac)
条件を満たせば、家にあるものでも問題ありません。
もし端末がない場合には、第一学院で購入、または自分たちで購入する必要があります。
ゆうき第一学院高等学校では「iPad」を使用します。もし第一学院高等学校に進学を考えているなら、iPadを用意するといいかもしれませんね。
募集要項
第一学院中等部への入学に際し、高校のような難しい入試や選抜試験はありませんので、安心してください。
| 申込資格 | 中学校1年生~中学3年生 |
| 申込方法 | 必要書類を郵送、もしくは校舎に直接持参 |
| 提出書類 | ①申込書 ②学則(兼契約内容書) |
| 入会手続き | 指定期日までに、登録料・受講料の納入 ・クレジットカード(VISA/MasterCard/JCB/AMEX/DINERS) ・振込 ・ローン |
まずは、資料請求をすると、申込書を含めた詳しい情報が送られてきます。
もし興味を持たれたら、体験会や説明会に参加して、実際のキャンパスの様子や雰囲気を確かめてみることをおすすめします。
また、個別相談やオンライン相談も受け付けているので、ご都合の良い方法で一度、話を聞いてみるだけでも、きっと不安が解消されますよ。
第一学院中等部の公式サイトから無料の資料請求ができるので、興味がある場合にはまず資料からチェックしてみると安心ですね。
公的支援(就学支援金など)は使える?
残念ながら、第一学院中等部は学校教育法で定められた中学校とは別の「サポート施設」という立ち位置になります。
これは、義務教育である中学校への通学を前提とした支援とは異なるためです。
ただ、お住いの地域によっては、フリースクールに対する補助金・助成金制度が利用できる場合もあるようです。
第一学院中等部がそれに値するかはわかりませんが、一度自治体の窓口に相談してみてくださいね。
第一学院中等部で受けられるサポート


中学校での出席認定の可能性あり
第一学院中等部での学習は、在籍している中学校からの「出席扱い」として認められる可能性があります。
これは、保護者の方からの申請に基づき、在籍中学校と連携することで実現する仕組みです。
第一学院中等部では、文部科学省の通知要件に基づいた報告書の作成など、出席認定に必要な対応を用意しています。
第一学院中等部では、ご家庭から「中学校の出席扱い」についてご相談があった場合、お子さんの学習記録を詳細に提供しています。
特に、「すらら」や「デジタル自分未来史ファイル」といったICTを活用したプログラムを採用しているため、お子さんの学習や活動の取り組みがデータとして可視化され、一人ひとりの努力や実績を中学校に正確に報告することが可能です。
出席認定には、在籍中学校や地域によって対応が異なるため、必ず事前に中学校と相談が必要です。
フリースクールの立ち位置や出席扱いについては、こちらからご覧いただけます。


保護者へのサポートもある
第一学院中等部では、お子さんだけでなく保護者の方に向けたサポートも充実しています。
ご家庭で抱えがちな不安や悩みを解消し、学校と保護者が連携して子どもを見守る仕組みがあるので安心です。
- カウンセリングサポート
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保護者向けのカウンセリングを、キャンパスでの対面のほか、電話やオンラインでも受けられます。専門のスタッフにいつでも気軽に相談できる体制です。
- 保護者会(茶話会)
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同じような不安や悩みを持つ保護者同士が交流する場を設けています。主にオンラインで実施されるため、自宅から気軽に参加でき、情報交換や気持ちの共有ができます。
学校と保護者がしっかりと手を携えてお子さんを支えるため、不安な親御さんも安心できる環境です。
第一学院中等部を検討している親御さんへ


学費だけでなく「子どもに合う環境か」を重視する大切さ
子どもの新しい居場所を探すときに、第一学院中等部に興味をもった場合に「第一学院中等部って学費はいくらくらい?」と費用を気にするのは当然です。
でもそれ以上に大切にしたいのが、「子どもの心と体に合う環境か?」ということです。
せっかく高い費用を払っても、子どもが「ここは合わない・・・」と感じてしまっては、自己肯定感をさらに下げしまうことになりかねません。
学費や通学日数といった条件面だけでなく、先生の雰囲気、キャンパスの空気感、そして何よりお子さんが「ここなら大丈夫かも」と感じられるかを最優先で考えてあげることが大切です。
心の安定こそが、お子さんの再スタートの土台になります。
まずは資料請求や説明会で”情報”を集めるのが第一歩
お子さんに合う環境を見つけるための最初の一歩は、情報を集めることです。
「気になるけど、問い合わせるのはまだちょっと…」と迷っている間に、お子さんの時間は過ぎてしまいます。
まずは、気になる学校があれば、すべて資料請求をしてみてください。
資料には、学費の詳細、コース内容、年間の活動など、公式サイトには載っていない具体的な情報が詰まっています。
そして、資料を読み込んだら、親子で学校説明会や個別相談会に参加してみましょう。
実際に足を運んで、先生やキャンパスの雰囲気を肌で感じることで、「ここなら大丈夫」という確信が持てるはずです。
お子さんの未来のため、まずはお気軽に資料請求から始めてみませんか。
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