不登校から第一学院高等学校キャンパスに進学した息子の体験談

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不登校から第一学院高等学校キャンパスに進学した息子の体験談

不登校のお子さんが中学生の場合、その後の進路について悩んでしまうことはありませんか。

全日制高校への進学が難しいとなると、通信制高校は魅力的な選択肢です。

でも多くの親御さんにとって、通信制高校は「未知の世界」であり、不安が尽きないことと思います。

我が家の息子も中学時代に不登校を経験し、出席日数が足りず全日制高校への進学は絶望的でした。

そんな私たちにとって、通信制高校という選択肢は未来への一筋の光でしたが、正直、どんな学校かも全く分かっていませんでした。

結果的に我が家が選択し、息子が進学した第一学院高等学校は、一体どんな学校だったのか?

この記事では、息子が不登校を経て第一学院高等学校に進学し、高校生活を再スタートさせたリアルな体験談をご紹介したいと思います。

当時の息子の様子や、親である私が感じた正直な葛藤や安堵した気持ちを織り交ぜながら、具体的な情報をお届けします。

同じように進路で悩んでいる親御さんに、少しでもお役に立てたら嬉しいです。

目次

第一学院高等学校を選んだ理由は、雰囲気の良さと丁寧な対応

第一学院高等学校を選んだ理由は、雰囲気の良さと丁寧な対応

我が家が通える範囲の通信制高校から、最終的に第一学院高等学校を選んだのは、「割と全日制高校に近い」雰囲気と、相談時の対応の丁寧さが決め手となりました。

中学校で受け取ったパンフレットから検討を開始

息子が不登校になり、全日制高校への進学が現実的でなくなった頃、通信制高校のパンフレットを取り寄せました。

その中に、第一学院高等学校がありました。

他の通信制高校の資料と比べて、第一学院高等学校から受けた雰囲気は、登校日数が選べるにもかかわらず、学校の体裁やカリキュラムが全日制の高校に近しい、という印象を受けたんです。

息子自身も「できれば全日制に近い学校がいい」という希望を持っていたため、その時点で有力な候補となりました。

通信制高校ではあるので、全日制高校と一緒かと言われたら違いはもちろんありますが、単に単位を取るためだけの場所ではなく、高校生としての「学校生活」を送れそうだと感じたのが大きなポイントでした。

個別相談でキャンパス長が丁寧に説明

通信制高校の中でいくつか候補が絞れてから、まずは息子と二人で個別相談に伺いました。

この時の体験が、親の私たちにとって大きな安心感に繋がったんです。

対応してくださった当時のキャンパス長(キャンパスの責任者)が、私たちの不安や息子の状況を丁寧に聞き取り、時間をかけて説明してくれました。

通信制高校のシステムや卒業までの流れはもちろん、不登校だった生徒への具体的なサポート事例なども話してくださり、生徒一人ひとりに向き合っている姿勢を感じることができました。

ゆうき

無知だった私にも丁寧に説明してくれたこと、押しつけっぽい雰囲気がなかったのは、印象が良かったです。

オープンキャンパスで確認した雰囲気の温かさと息子の本音

その後、いくつかの通信制高校を見学する中で、息子が最も興味を示したのが第一学院高等学校だったので、最終確認のため、オープンキャンパスに参加しました。

実際の教室で学校紹介や簡単な授業を体験する中で、在校生が非常に穏やかで、先生方も優しく接している様子を見ることができ、親としてはとても安心しました。

ただ、当時は親と子の気持ちに温度差があったんです。

息子

不登校だったし、全日制高校に行けないことは分かっていたけど、だからといって通信制高校に通うことは抵抗があったよ。だから当時は少し投げやりにもなっていたかな。

ゆうき

親の私には好印象だったし息子も納得していたと思っていたのですが、息子本人からは当時の気持ちを後で聞かされました…

不登校で部屋に引きこもり、反抗期で親とも会話が少ない中学生という時期で、子どもの気持ちや本音をどこまで引き出すことができるのか、これに悩む家庭は多いと思います。

実際に通信制高校に入学したものの、退学していく子どもたちが多いのも事実で、今後の課題でもあるのかなと感じました。

結果的に無理なく通えること、先生や先輩の温かさやサポート体制、学校の雰囲気など、実際の目で見て体験して、息子も納得して第一学院高等学校を選ぶことになりました。

通学5日コースで得た「自分のペース」と学校側の手厚いフォロー

通学5日コースで得た「自分のペース」と学校側の手厚いフォロー

息子は週5日の通学コースを選択して入学しました。

全日制高校と近い時間割で高校生活をスタートさせましたが、自分のペースで学習できる通信制高校の利点を最大限に活用することができました。

全日制とは異なる学習スタイルが体調不安な息子にフィット

週5日の通学コースとはいえ、時間割は午前中から組まれていますが、全日制高校と大きく異なるのは「学校に行かなくても自宅で進めることが可能」な点です。

体調面や精神的な不安が残っていた息子にとって、体調に合わせて無理せず学習できるこの柔軟なシステムは、まさに理想的でした。

入学当初は毎日登校していましたが、慣れてくると疲れた日や体調が優れない日は登校せず、自宅学習に切り替える日も自然と増えていきました。

この「自分で選択できる」自由度が、彼の負担を大きく軽減したと感じています。

最初の壁:「レポートの遅れ」と先生への相談

高校1年生のうちは、全日制高校との勝手の違いから、レポート学習への取り組み方が分からず、ほとんど手付かずのまま放置されてしまいました。

そして期限直前になって必死で取り組む、という状況でした。

ゆうき

進捗を確認して不安を感じた私が学校に連絡を取り、担任の先生に相談しました。
先生は快く対応してくださり、息子への声かけや進捗のフォローを強化してくれたり、折り返し連絡をいただくこともありました。

先生は、生徒一人ひとりの学習内容を把握している様子でしたが、生徒数も多いため、こちら側から「不安なので見てほしい」とお願いすることで、先生の目線がより細かく届くようになったと感じています。

保護者が不安な点を伝え、学校と連携を取ることで、手厚いサポートを受けられる環境でした。

当時は私も不安で、インターネットなどで口コミなどを調べていた時、「全然フォローしてもらえなかった」というコメントをいくつか見かけました。私としては、先生のフォローもあったし、こちら側からお願いすることで、よりフォローも強化してもらえて、フォローがないということはなかったです。

最終的には、先生にしっかりフォローしていただけたことに、親として感謝しています。

親の私が安堵した息子の変化と、費用面での正直な葛藤

親の私が安堵した息子の変化と、費用面での正直な葛藤

第一学院高等学校での生活を通じて、息子は高校生としてだけでなく、一人の人間として大きく成長しました。

不登校が嘘のように積極的な行動へ

親として何より嬉しかったのは、高校生活に慣れていくにつれて、息子がまるで不登校だったことが嘘のように積極的に行動するようになったことです。

学校外では、アルバイトを始めたり、新しい習い事をスタートしたりと、活動の幅を広げていきました。

学校の勉強への積極性は相変わらず高くはありませんでしたが、必要な単位を取るために遅れが出ないよう自分で考えて行動する自立心が育ったのは、大きな財産だと思います。

この変化を目の当たりにし、本当に安堵することができました。

担任との「距離の近さ」が安心感に

三者面談を通して学校の様子を見たとき、担任の先生と息子の距離が非常に近いと感じました。

息子が気軽に学校生活や進路について相談できる雰囲気が先生との間にあり、親としても「何かあったらすぐに相談できる」という安心感がありました。

この先生との信頼関係が、彼の精神的な安定に大きく貢献していたと思います。

通学コースゆえの親の「費用」に関する葛藤

通学5日コースを選んだ我が家でしたが、毎日通えない日が増えると、正直なところ親として「高いお金を払っているのに」という不満やイライラが生じました。

ゆうき

私の場合、通信制高校の特徴でもある、「通学コースでも、通学しない日があってもいい」という点にジレンマを感じていました。

親としてはお金を払っているから学校へ通ってほしい、と感じつつ、無理せず自分のペースで学習できることに安心感もありました。

また交通費についても、同じように費用面での葛藤があったんです。

当初は交通系ICカードを定期で購入していたのですが、学校に通わない日が多ければ定期の意味なんてありません

途中からチャージに変更しましたが、自宅から遠いキャンパスに通う場合は、登校頻度と交通費の費用対効について事前に考えておくべきだと痛感しました。

ゆうき

お金に余裕がある家庭には特に問題ないかもしれませんが、私はシングルマザーで金銭的余裕がそこまであるわけではないので、費用面は割り切るまでに葛藤がありました。

第一学院高等学校の親が感じた「仕組みの強み」と通いやすさ

他校と比較検討し、実際に通学させてみて感じた、第一学院高等学校ならではのメリットや利点についてまとめます。

カリキュラム・教材が体系的で安心感が大きい

いくつかの通信制高校に話を聞きに行った経験から、第一学院高等学校はカリキュラムや使用する教材、そして学校としての仕組み全体が、非常にしっかりしているという印象を強く受けました。

全日制高校しか知らなかった親としては、通信制高校の自由度の高さに不安を感じる部分もありましたが、第一学院高等学校のこの体系的な仕組みが、卒業まで確実にサポートしてくれるという安心感を与えてくれました。

教育ノウハウが確立されていると感じたため、安心して任せることができました。

学校に通えなくても、単位を取るためのレポートができるのは安心材料のひとつでした。

駅チカでアクセスが良いキャンパスの立地

全日制高校は郊外に広大な敷地を必要とすることが多いため、通いにくい場所にあることも少なくありません。

息子が通った第一学院高等学校のキャンパスは、駅から非常に近く、アクセスの良い場所にありました。

不登校からの再スタートにおいては、「通学のハードルを下げること」は非常に重要です。

駅チカの立地は、息子の登校への抵抗感を軽減してくれた、大きな要因の一つだと感じています。

保護者会はオンライン・土曜開催で参加しやすい

保護者会が定期的に開催されましたが、息子が通っていたキャンパスの場合はオンライン形式で土曜日に開催されることがほとんどでした。

平日は仕事をしていたので、学校へわざわざ出向かなくてもいい、有休を取らなくてもいい、というのは、非常にありがたかったです。

学校側が保護者の参加しやすさにも配慮してくれている姿勢を感じました。

まとめ:第一学院高等学校は自立と居場所を提供する選択肢

ジャンプする男子高生

中学生で不登校を経験した息子が、第一学院高等学校に進学したことで人生が大きく変わり、親としては安心と感謝の気持ちでいっぱいでした。

第一学院高等学校は、全日制に近い環境とシステムを提供しつつ、自分のペースで学習を進めることができる、不登校の子どもにとって非常に適した選択肢だと感じています。

息子や私にとっては、第一学院高等学校のカリキュラムやサポートに満足する結果となりましたが、これは皆さんに当てはまることではないとも思っています。

通信制高校は学校毎に特徴やサポート、費用面でも違いがあるので、第一学院高等学校を含め、気になる学校がある場合には、資料請求して具体的な学校の様子を知ることから始めてみてくださいね。

そして子どもの「自分に合ったペース」を尊重し、高校卒業と自立をサポートしてくれる場所として、ぜひ一度、個別相談に足を運んでみることをお勧めします。

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