フリースクールは、不登校の子どもにとって良い居場所になる…そう思って、見学や体験に連れて行ってみたけれど、子どもが「行きたくない」と拒否してしまった。
ゆうき私自身も、娘が不登校だったときに同じ経験をしました。
子どものために、良かれと思って探した場所だったけど、拒否されたら行かせられない。
「でも、高校受験のためには出席日数が必要。出席扱いになるフリースクールへ通うのが、今一番の最善策なのに…」
こんな風に、親の私だけが焦っている状態でした。
では一体どうすればいいの?と悩んでいる保護者の方に、この記事では子どもがフリースクールに行きたくないという理由について、我が家の体験談を織り交ぜながら深堀していきたいと思います。
フリースクールで悩んでいる方の、参考になれば嬉しいです。
子どもが「フリースクールに行きたくない」と言う本当の理由とは?


子どもがフリースクールを拒否する理由は、決して親の期待を裏切りたいからではありません。
実は子どもなりに、さまざまな不安や葛藤を抱えていたんです。
知らない人ばかりで不安…人見知りな子どもの心理
不登校の子どもは、心身ともにエネルギーが低下している状態です。
特に、対人関係で傷ついたり、疲れてしまったりした経験がある場合、知らない人ばかりの新しい場所に行くことは、とても大きなストレスになります。
- 「新しい人間関係を築くのが怖い」
 - 「また誰かに否定されるかもしれない」
 - 「自分だけ浮いてしまうんじゃないか」
 
このような不安が、子どもを「行きたくない」という気持ちにさせているのかもしれません。



全日制高校に進学するためには出席日数が大事だよ。だから、出席扱になるフリースクールに行ってみない?



出席日数は欲しいけど、今の自分の状態で行っても、新しい場所、新しい環境で余計ストレスになる!
我が家では、当時こんなやり取りがありました。
全日制高校への進学を希望していた娘だったのですが、それでもフリースクールという新しい環境は、その場に慣れる必要もあり、かなりのストレスになるからイヤだったそうです。
学校に似ている雰囲気がイヤ…居場所が見つからない葛藤
多くのフリースクールは、少人数制でアットホームな雰囲気ですが、中には学校のように時間割やカリキュラムが決められている場所もあります。
学校でつらい経験をした子どもにとって、たとえ雰囲気が違っても「学校に似ている場所」だと感じてしまうと、それだけで拒否反応が出てしまうことがあります。
子どもは、学校という環境から逃れたくて不登校になったのに、また似たような場所に通うことを強いられていると感じてしまうのかもしれません。



多くのフリースクールは、不登校児を受け入れてくれる場として、アットホームで学習以外の体験ができたり、自由に過ごすこともできるようです。
気になるときは、一度見学に行ってみることをおすすめします。
親が行かせたくても子どもが拒否…親子のすれ違い
親は「子どものため」と思ってフリースクールを探し、見学に連れて行きます。
でも子どもからすると、それが「親の気持ち」ばかりが先行しているように感じることがあります。
- 「親は私が学校に行けないのが嫌なんだ」
 - 「早くフリースクールに行って、元気になってほしいって思ってるんだ」
 - 「私の気持ちを分かってくれない…」
 
このような誤解が生まれてしまうと、子どもは心を閉ざし、何を言っても「行きたくない」としか答えなくなってしまうことも。
私も、同じ経験があります。良かれと思って言っていたことは、娘にはまったく伝わっていなかったんです。



すべて娘にとっては逆効果で「余計、何も話したくなくなる」と、直接言われました…
【体験談】無理に行かせても逆効果!親が気づくべきこと


娘が不登校になったとき、私も同じように焦り、フリースクールを探しました。
見学に行った場所は、小学生の時に通っていた学童クラブにも似た雰囲気で、スタッフの方も親身になって話を聞いてくれました。
「ここなら娘も行けるかも…」そう思って娘に勧めてみましたが、娘は「行きたくない」としか言いませんでした。
「行きたい」という気持ちが大事だと気づいた瞬間
最初は娘を説得しようとしましたが、頑なに拒否する娘を見て、私はふと立ち止まりました。そして、あることに気づきました。
「フリースクールに行くのは私じゃない。娘なんだ」
どれだけ親が良い場所だと思っても、行く本人が「行きたくない」と思っているのでは、意味がありません。
無理に背中を押しても、逆効果になるだけだったんです。



高校受験のために出席日数のことばかり気になって、何とかフリースクールに通わせたいと考えていましたが、娘の気持ちを尊重することにしました。「きっと他に、娘にあった方法が見つかるはず」と信じることにしたんです。
娘とはしばらく険悪な雰囲気になっていたのですが、無理することをやめることで娘との関係もいつも通りに戻ってきました。
子どもの「行きたくない」を尊重することで得られた信頼関係
娘の気持ちを尊重してからは、娘は少しずつ私に心を開いてくれるようになりました。
「学校みたいに集団で生活することが嫌だった」 「年齢も学校も違う人ばかりで緊張した」
最初からそう言ってくれれば…と思う反面、親の私に気を使い、自分の気持ちを話すことができなかった娘に、申し訳なかったという反省も感じました。



親が子どもを心配して”こうなってほしい”という想いもありますが、当事者である子どもの気持ちを尊重する、「行きたくない」という気持ちを理解すること、これが何より大切なことなんですよね。
子どもにも「親は私の味方」と安心感を与えることもできます。
フリースクールに行きたくないなら…検討したい3つの代替案


フリースクールに通うことが難しい場合でも、未来が閉ざされるわけではありません。
子どもに合った場所や方法を見つけることが、何よりも重要です。
1. 家から参加できる「オンラインフリースクール」の魅力
「フリースクールに行きたくない」という理由が、「家から出たくない」「対面で人と関わるのがつらい」というものであれば、オンラインフリースクールは有効な選択肢となります。



私も娘が不登校だった頃に知っていたら、試してみたかったと思っています。
オンラインフリースクールは、自宅にいながら専門のスタッフによる学習サポートが受けられるだけでなく、出席扱いを目指すことができるんです。
子どもにとっては、家にいながら学べる場所があることで安心感を持てる、登校しなくちゃというプレッシャーもない、地区に関係なく参加できるのは、オンラインならではのメリットです。
「フリースクールに通わせたいけれど、今の状況では難しい…」そんな悩みを抱えていませんか?
そんなときは、「オンラインのフリースクール」という選択肢も考えてみてください。
文部科学省の要件を満たすオンラインのフリースクールでは、在籍している小中学校の「出席扱い」も目指せます。さらに、個別指導で勉強の遅れを取り戻せるので、不登校期間の学習への不安も解消できます。
また、全国の先生や仲間と繋がることができますし、通学の負担がないので、お子さんのペースで無理なく学習を始められるのが大きなメリットです。
まずは公式サイトから無料の資料をダウンロードして、その学びの形を覗いてみましょう。
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2. 自分のペースで学べる「通信制高校」という選択肢
娘は不登校になってからも全日制高校を希望して頑張ってきましたが、最終的には通信制高校を選び、進学しました。
まだ完全に復活していない娘にとって、毎日通学が必須の全日制高校はハードルが高く、それが逆にプレッシャーになってしまう。
その点、通信制高校はレポート提出やスクーリング(登校日)が中心なので、自分のペースで無理なく学習を進められるところが、今の娘にはピッタリだったんです。
通信制高校は普通教科だけでなく、専門的なことを学べるコースが用意されている学校も多く、それも魅力のひとつでした。



通信制高校はマイナスに見られることもまだありますが、だからこそ勉強だけでなく、その子の魅力や強みになるような特化した力が身につくといいな、と思っています。
美術部だった娘は、もっと勉強したかったイラストのコースがある学校を選び、今では自分らしい学びを実践できています。


3. 自宅でできる「個別学習支援」の活用法
学習面での遅れが気になる場合は、自宅でできる個別学習支援を活用するのも良い方法です。
- オンライン家庭教師
不登校に理解のある家庭教師が、自宅まで来てくれたり、オンラインで指導してくれたりします。 - 学習アプリや教材
スマイルゼミやスタディサプリなど、自分のペースで学習を進められる便利なサービスがたくさんあります。 
我が家の場合は、これらの教材をうまく使いこなせませんでしたが、お子さんの性格やタイプによっては、自主的に学習を進められるきっかけになるかもしれません。
私たち親子が「もっと早く知りたかった」と痛感したのが、不登校の生徒さんを専門にサポートする体制です。
子どもの繊細な気持ちとペースを理解し、「勉強の遅れ」と「自信の回復」を同時に解決できるのが、不登校専門のオンライン個別指導です。
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まとめ|大切なのは「子どもの気持ちを尊重すること」


フリースクールが合う子もいれば、合わない子もいます。
大切なのは、「フリースクールに行かせなければ」という親の焦りを手放し、子どもの「行きたくない」という気持ちを尊重することです。
無理やり通わせても、心の状態は悪化するばかり…。
それよりも、まずは「行きたくないんだね」と、子どもの気持ちを受け止めてあげてください。
不登校は、決して「終わり」ではありません。子どもが自分らしく生きるための、新しいスタートです。
親が焦らず、子どもに寄り添うことで、きっと最適な道が見つかります。
一緒に頑張っていきましょう!


「フリースクールに通わせたいけれど、今の状況では難しい…」そんな悩みを抱えていませんか?
そんなときは、「オンラインのフリースクール」という選択肢も考えてみてください。
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