「校内フリースクール」という言葉、学校から急に出てきて戸惑った方も多いのではないでしょうか。
私も最初に聞いたときは、「別室と何が違うの?」「本当に安心できる場所なの?」と頭の中がいっぱいになりました。
不登校が続く中で、親はいつも選択を迫られます。
ゆき「このまま家で休ませていいのか、それとも何かしら学校とつながった方がいいのか。」考え始めるだけで、気持ちが重くなりますよね。
さらに気になるのが、「文部科学省はどう考えているのか」という点です。 学校独自の取り組みなのか、国として認められている考え方なのかで、受け止め方も変わってくると思います。
この記事では、校内フリースクールの基本的な考え方を整理しながら、 親として事前に知っておきたい現実や注意点を、皆さまと同じ親の目線でまとめていきます。
「すぐ決めなくても大丈夫」と思える材料を、ここで一緒に揃えていきましょう。
校内フリースクールとは何か?


「校内フリースクール」と聞いても、一般的なフリースクールと何が違うのか、名前だけ聞いてもピンときませんよね。
ここでは、混乱しやすいポイントを整理しながら、校内フリースクールの基本的な考え方をまとめていきます。
「別室対応」とどう違うのか
校内フリースクールと聞いて、まず思い浮かぶのが「別室対応」との違いではないでしょうか。
実際、現場では見た目がよく似ていることも多く、余計に分かりにくく感じますよね。
一般的な別室対応は、「教室がしんどい間の一時的な避難場所」という意味合いが強いことが多いです。
プリントをやったり、決められた時間だけ過ごしたりと、教室の代替としての役割が中心になりがちなんですよね。
校内フリースクールは、「教室に戻ること」だけをゴールにしない居場所として設けられている点が、別室対応との大きな違いです。
その子の状態に合わせて、休む・話す・何もしない時間も含めて認める、という考え方が土台にあります。
ただし、ここは正直に線引きしておきたいところで、学校によっては「名前は校内フリースクールでも、実態は別室対応に近い」ケースもあります。
だからこそ、名称だけで判断せず、中身を見る視点が大切なんですよね。
学校の中にある“居場所”という考え方
校内フリースクールの一番の特徴は、「学校の中にある居場所」だと思います。
毎日通わなくてもいい。授業を受けなくてもいい。誰かと話さなくてもいい。
こうした“余白”があることで、教室には入れなかった子が、「学校の建物に入る」「顔なじみの大人と会う」ところから、少しずつ動き出せる場合もあります。



当時の私の場合、「何かさせないと、高校に進学できないんじゃないか」と焦っていて、校内フリースクールも含めて色々な対応策を考えていました。
でも今振り返ると、何もしない時間そのものが回復だったと感じる場面も多かったんですよね。
通う目的は「教室復帰」だけではない
校内フリースクールについて一番誤解されやすいのが、「最終的には教室に戻すための場所でしょう?」という見方かもしれません。
もちろん、結果的に教室に戻る子もいます。でも、それが全員のゴールではありませんし、最初から目標にしなくても大丈夫です。
- 学校という空間に慣れる
- 生活リズムを少し整える
- 安心できる大人とつながる
こうした土台づくりを目的に利用する家庭も多いんです。
「今は教室に戻れなくてもいい」という前提があるかどうかで、子どもの表情や負担感は大きく変わると、子どもたちの経験を通して感じました。



子どもを焦らせないこと。比べないこと。その子の今の位置から考えること。
校内フリースクールは、そのための“中間地点”として使える選択肢だなと思います。


文部科学省は校内フリースクールをどう考えているか


校内フリースクールを考えるとき、多くの親が一度は気になるのが「これって、国として認められている考え方なの?」という点ではないでしょうか。
ここでは、文部科学省の考え方を、親目線で噛み砕いて整理していきます。
不登校支援に対する文部科学省の基本方針
文部科学省は、不登校の子どもについて「無理に学校復帰を目指す必要はない」という考え方を示しています。
参考:校内フリースクールの設置を開始した事例記事


国がこうやって具体的に示してくれることで、親としては少し肩の力が抜けますよね。



私自身、当時は「早く学校に戻れるようにならないと…」と思い込んでいましたが、今ならまず心と体を守ることが最優先だったと分かります。
文部科学省の基本姿勢も、「学校に行けない=失敗」ではなく、多様な学び方・過ごし方を認める方向にシフトしている中で出てきたのが、校内での居場所づくりです。
家庭と教室の二択ではなく、その間にグラデーションをつくる。校内フリースクールは、そんな考え方に近い取り組みだといえます。
校内教育支援センターという位置づけ
文部科学省の資料などでは、校内フリースクールは「校内教育支援センター」という名称で整理されることが多いようです。
少し堅い言葉ですよね。でも中身を見ていくと、目的はシンプルで、不登校や登校しぶりの子が、安心して過ごせる校内の場を確保することにあります。
- 教室には入れない
- でも、学校とのつながりは完全には切りたくない
- 民間のフリースクールはハードルが高い
こうした家庭にとって、「校内にある」「学校が把握している」場であることは、安心材料になる場合もあるんですよね。
そのため、実際の内容は自治体や学校ごとの差が大きくなりやすい、というのが現実です。
出席扱い・学習評価の考え方
校内フリースクールで親として特に気になるのが、出席扱いと成績のことだと思います。
ここは曖昧な説明をされやすく、不安が残りやすい部分でもありますよね。
文部科学省の考え方としては、「校内教育支援センターでの活動が校長の判断により出席扱いになる場合がある、とされています。
評価についても同じで、テストや提出物だけで一律に決まるものではありません。
その子がどんな状態で、どんな関わり方をしているのか。そこを見ながら考えましょう、というスタンスの学校も多いようです。
だからこそ、「出席になりますか?」だけで終わらせず、「どういう条件で、どんな扱いになるのか」を具体的に確認しておくと、あとでモヤモヤしにくくなります。


学校から校内フリースクールを勧められたときに親が戸惑いやすいポイント


校内フリースクールは、自分から探したというより、「学校から提案された」という形で初めて知る方も多いですよ。
その分、ありがたさと同時に、言葉にしにくい戸惑いが残りやすいと感じます。
「行けるなら教室に行けばいいのでは?」という迷い
学校から校内フリースクールを勧められたとき、親の頭をよぎりやすいのがこの考えではないでしょうか。
「そこまで行けるなら、教室も行けるんじゃないか?」「甘やかしているだけにならない?」そんな声が、つい自分の中から聞こえてくるんですよね。



私も悩んだのですが、今振り返ると“行ける”と“耐えられる”は別だったと感じています。
教室に入るエネルギーは、想像以上に大きいことも多いです。
校内フリースクールは、その負荷を一段階下げる場所として考えると、「逃げ」ではなく「調整」なんだと思えるようになりました。
学校主導に感じてしまう違和感
もう一つ、親が引っかかりやすいのが「学校の都合で勧められているのでは?」という感覚です。
クラスの人数、出席率、学級運営。大人になれば分かる事情もありますが、それでも「うちの子のため?」と疑問が浮かんでし、あうのは自然なことですよね。
ここで大事なのは、学校の提案=そのまま受け入れなければならない、ではないという点です。



あくまで選択肢の1つとして提示されている、と受け止めて大丈夫です。
納得できないまま進めると、あとで「やっぱり違ったかも」と後悔しやすくなりますから、遠慮せずに目的や運営の考え方を聞いておくと安心です。
子どもの気持ちが置き去りにならないかという不安
親が一番気にしているのは、結局ここかもしれません。
「大人同士で話が進んで、子どもはどう思っているんだろう」「嫌だけど我慢して行っていないかな」
そんな心配、尽きないですよね。
校内フリースクールは、本来は子どもが安心できるための場。だからこそ、本人の気持ちを抜きに話が進むと、本末転倒になってしまいます。



子どもが校内フリースクールに行けるなら、「行ってみてどうだった?」「今日は何が一番しんどかった?」そんな短いやりとりを重ねながら、様子を見てみると安心です。
無理そうなら立ち止まっていい。
合わなければ、無理に通わなくても大丈夫、別の選択肢を考えていい。そう思えるようになるだけで、親も子も少し楽になります。


校内フリースクールが合う子・合いにくい子


校内フリースクールは、とても助けになる子がいる一方で、正直なところ「しんどさが減らなかった」というケースもあります。
良し悪しではなく、相性の問題として整理してみますね。
合いやすい子の特徴
校内フリースクールが合いやすいのは、「教室そのもの」よりも、「刺激の多さ」に疲れている子が多い印象です。
たとえば、音や人の視線に敏感だったり、集団の空気を読みすぎてしまったり。
そういうタイプの子にとって、教室は常に緊張状態になりやすい場所ですよね。
校内フリースクールは、人数が少なく、その日の調子に合わせて関わり方を選べる場合が多く、「今日は誰とも話したくない」「ちょっとだけ大人と話したい」そんな揺れも受け止めてもらえると、子どもの気持ちが落ち着きやすくなります。



うちの場合も、特に娘がそうでした。何かを頑張らせるより、安心していられる時間が増えたことが、結果的に回復につながったように感じています。
しんどくなりやすいケース
一方で、校内フリースクールが合いにくい子もいます。
ここはあらかじめ親が知っておくと、気持が楽になります。
たとえば、「学校」という建物自体がトリガーになっている場合。
校門をくぐるだけで体調が崩れてしまう子にとっては、校内に居場所があっても負担が大きいことがあります。



同僚の娘さんの話です。
朝、家を出ることはできますが、通学路の途中で動けなくなってしまうそうです。親が心配するから家にも戻れず、でも学校にも行けない。だから道の途中で立ち止まって動けなくなってしまう。
学校に来ていないと先生から連絡があって知ったそうです。



親がプレッシャーをかけていたと気づいて、しばらく学校を休ませてゆっくりさせました。
また、「自由」と言われる空間が逆につらい子もいます。何をしていいか分からない時間が続くと、不安が強くなってしまうタイプですね。
校内フリースクールは万能ではありませんから、合わないと感じたら、「まだ早かった」「今は違った」そう判断していいと思っています。
校内フリースクールがしんどくて通えなかった子の、次の場所として選ばれている場所があります。
「オンラインのフリースクール」は家に居ながら、子どもの居場所を作りができるので、選択肢として知っておくと安心材料になります。
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校内フリースクールの利用を考えるときに親が確認しておきたいこと


校内フリースクールは、あまり知られていないことが多く、パンフレットや一言説明だけでは分からない部分も多いですよね。
だからこそ、事前にいくつかポイントを押さえておくと、気持ちが落ち着きます。
誰が常駐しているのか
まず確認しておきたいのが、「校内フリースクールには、どんな大人がいるのか」という点です。
担任の先生が交代で見るのか。専任の支援員がいるのか。スクールカウンセラーと連携しているのか。
この違いは、子どもの安心感に大きく影響します。
肩書きよりも大事なのは、子どもとどう関わろうとしているかなんですよね。
話を聞いてくれる人なのか、指導よりも伴走を意識しているのか、ここをしっかり判断しておけると安心です。



私なら、「うちの子は、こういうところで疲れやすくて…」そんな話をしてみて、返ってくる反応を見てみます。そこで感じる空気感は、意外と当たると思っています。
1日の過ごし方と自由度
次に気になるのが、「1日、どんなふうに過ごすのか」ですよめ。
時間割がきっちり決まっているのか。来室・退出の時間は自由なのか。学習は必須なのか、選べるのか。
ここは学校によって本当に差があるので、しっかり確認しておきたいところ。
「自由=楽」と思われがちですが、子どもによっては、自由すぎると不安になることもあり、枠があるほうが落ち着く子もいます。
だからこそ、今の子どもに合うかどうかという視点で、具体的な1日の流れを聞いておくと安心です。
無理が出たときの選択肢
最後に、あまり語られないけれど大切なのが、「うまくいかなかったとき、どうするか」です。
行き渋りが強くなったら?途中でやめたくなったら?しばらく休みたくなったら?
このあたりを、先に確認しておくと心構えができます。



私の経験ですが、逃げ道があると、挑戦しやすくなる気がします!
「ダメだったらやめればいい」と思えているほうが、子どもも一歩を踏み出しやすいようです。
そもそも校内フリースクールは、続けることより、負担を減らすことが目的だったはず。
その前提を、親の中でもきちんと持っておくと、判断がぶれにくくなりますよ。
校内フリースクールがしんどくて通えなかった子の、次の場所として選ばれている場所があります。
校内フリースクールと比べて、オンラインスクールは何が違うのか、実例として確認してみてもいいかもしれません。
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まとめ:校内フリースクールは「安心の選択肢の1つ」


校内フリースクールは、「不登校を解決する場所」でも「教室に戻すための装置」でもありません。
私は今、そうやって捉えています。
文部科学省も、不登校支援を「学校復帰ありき」で考えていません。校内フリースクール(校内教育支援センター)は、多様な学び方・過ごし方の1つとして位置づけられています。
ただ、注意したいのは「校内フリースクールがすべての子に合うわけではない」、ということ。
だからこそ大切なのは、「使う・使わない」を急いで決めないことだと思うんですよね。
当時の私は、この選択で将来が決まってしまう気がして、何を選ぶにも怖さがありました。



でも今なら、「今の選択は、お試し期間。 合わなければ、またやり直せばいい」と気持ちを切り替えることができます!
校内フリースクールは、親と子が少し楽になるための選択肢の1つ。それ以上でも、それ以下でもありません。
まずは子どもの気持ちや状態をきちんと把握して、校内フリースクールが利用できるか・できないかを見極めることが大切です。
校内フリースクールがしんどくて通えなかった子の、次の場所として選ばれている場所があります。
「オンラインのフリースクール」は家に居ながら、子どもの居場所を作りができるので、選択肢として知っておくと安心材料になります。
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