「通信制高校から大学進学は難しいのでは?」と、不安に思う方も多いのではないでしょうか。
実は、通信制高校からでも大学進学を目指すことは可能です。
近年は進学サポートが充実した通信制高校が増え、難関大学への合格者も多数輩出しています。
この記事では、全国にキャンパスを持ち、進学実績が豊富な通信制高校を厳選して5校、ご紹介していきます。
お子さんの大学進学を考えている方の、参考になれば嬉しいです。

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大学進学に強い通信制高校を選ぶ4つのポイント


通信制高校は数多くありますが、大学進学を目指すなら「どこでも同じ」ではありません!
進学実績やサポート体制は学校ごとに大きく異なるため、選び方を間違えると希望する進路に進めない可能性もあります。
ここでは、大学進学に強い通信制高校を選ぶ際に押さえておきたい”4つのポイント”を解説します。
1. 進学コースや受験対策の有無
大学進学を真剣に考えるなら、まず確認すべきは「進学コース」が用意されているかどうかです。



通信制高校の多くは、高校卒業を目的とした基本的なカリキュラムが中心ですが、大学受験には特別な対策が不可欠です。
進学コースでは、一般入試や総合型選抜(旧AO入試)に対応したカリキュラムが組まれており、受験に必要な科目を重点的に学べます。
例えば、数学Ⅲや化学、物理といった理系科目の専門的な授業を受けられるか、英語の長文読解やリスニング対策に特化したクラスがあるかなど、志望校のレベルに合わせた学習ができるかが重要になります。
また、定期的な模試や過去問演習、志望校別の対策講座などがある学校は、より受験に強いといえるでしょう。
- 進学専用カリキュラムの有無:一般コースとは別に、大学受験に特化したカリキュラムが用意されているか
 - 志望校別の対策講座や模試の実施:具体的な受験校名を挙げた対策講座や、全国模試の受験機会があるか
 - 受験に精通した講師やチューターのサポート:難関大学の受験ノウハウを持つ先生や、個別指導を行うチューターが在籍しているか
 
2. 指定校推薦・総合型選抜のサポート
通信制高校から大学に進学する場合、一般入試だけでなく、指定校推薦や総合型選抜(旧AO入試)も重要な選択肢となります。
これらの入試方式を積極的に活用できる学校は、お子さんの進学チャンスを大きく広げます。
特に指定校推薦は、学校の推薦枠を利用して合否が決まるため、合格率が非常に高いのが特徴です。



難関私立大学や有名校への推薦枠を多く持つ学校は、それだけで大きなアドバンテージとなります!
また、総合型選抜では、志望理由書や面接、小論文などが合否の鍵を握ります。
そのため、これらの対策を個別指導や添削を通して手厚くサポートしてくれる学校を選ぶことが重要です。
- 指定校推薦枠の数と対象大学:大学名や学部名まで具体的に公開しているか
 - 総合型選抜(旧AO)対策の充実度:面接練習や、志望理由書の個別添削サポートがあるか
 - 小論文や面接の個別指導の有無:プロの指導者による、実践的な対策を受けられるか
 
3. 模試・個別指導・オンライン学習の充実度
通信制高校は通学日数が少ないため、自宅学習の質が合否を左右します。



模試やオンライン授業、個別指導の充実度は非常に重要です。
自宅での学習では、自分の学力がどのくらいの位置にあるか、客観的に把握することが難しい場合があります。
定期的な模試や学力診断テストを実施し、その結果をもとに個別の学習計画を見直してくれる学校なら、効率的に学習を進められます。
また、オンラインでいつでも質問できる体制や、AIを活用した学習管理システムがある学校なら、つまずくことなくスムーズに学習を進められるでしょう。
- 定期的な模試や学力診断テストの実施:年に複数回、外部模試を受験できる機会があるか
 - 個別指導や質問対応の体制:オンラインや対面で、いつでも質問できる環境か
 - オンライン授業や学習管理システムの有無:スマートフォンやタブレットで利用できる、質の高い学習コンテンツが提供されているか
 
4. 難関大の合格実績
最後に確認したいのが、実際の進学実績です。



公式サイトやパンフレットに記載されている合格実績をチェックしましょう!その学校の、大学進学のサポート体制がどれだけ整っているかの指標にもなります。
「東大・京大・早慶・MARCH」などの難関大学への合格者が継続的に出ている学校は、受験ノウハウやサポート体制が確立されている証拠です。
また、医学部や理系学部など、特定の学部への進学実績があるかどうかもチェックポイントになります。
過去数年の合格実績が具体的に公開されているか、そしてその合格者数が何人なのかを必ずチェックしましょう。
- 国公立・難関私立大学の合格実績:具体的な大学名と合格者数が明記されているか
 - 医学部や理系学部への進学実績:理系分野の受験対策に強いかどうかを確認できる
 - 実績の公開期間(直近3年分が望ましい):直近の実績を公開しているかを確認し、現在のサポート体制の有効性を判断する
 
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大学進学に強い通信制高校おすすめ”5選”
トライ式高等学院


トライ式高等学校は、家庭教師のトライから生まれた通信制高校のサポート校です。
国公立大学や難関私立大学への合格実績を豊富に持ち、東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学など、全国の難関大学に多数の合格者を輩出しています。
マンツーマン授業×トライの合格ノウハウ
トライ式高等学校は完全個別指導が強みで、生徒一人ひとりに専任の教育プランナーがつき、学習計画から進路相談まで一貫してサポートしています。
特に総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試に強いのが特徴です。


- マンツーマン授業:全ての授業が完全1対1なので、集団授業では「質問がしづらい」「なんとなくわかったつもり」ということがなく、苦手を根本から潰し、得点力を伸ばします。
 - 専用カリキュラム:生徒にあわせて、個別の学習プログラムを組んでもらえるので、不登校で学力に不安があっても安心して大学進学を目指せます。
 - 推薦入試の対策ノウハウ:面接練習や小論文添削、出願書類の準備など、すべてマンツーマンで対策ができます。推薦入試合宿、短期集中型コンテンツもあります。
 
難関大 進学実績(参照:公式HP)
東京大学・北海道大学・名古屋大学・九州大学・東京工業大学・横浜国立大学・広島大学・岡山大学・島根大学・熊本大学・富山大学・岩手大学・京都大学・東北大学・大阪大学・一橋大学・神戸大学・金沢大学・千葉大学・岐阜大学・山口大学・佐賀大学・新潟大学・長崎大学 など



息子の高校進学の際、トライ式高等学校の説明会に参加しました。
「個別教室のトライ」と共用した教室で、昼間は高等学校として、夕方からは塾として運用されていました。先生は塾講師で、大学進学に向けて勉強もしっかりと教えてもらえる、という印象を受けたことを覚えています。生徒さんにも話を伺えたのですが、私が話を伺った方たちは、全日制高校をそれぞれの理由で退学し、トライ式高等学校へ転入しましたが、選んだ理由は「大学進学したいから」、と皆さんが言っていたのが印象的でした。生徒数は多くないので、学校生活を楽しみたいというお子さんには向いていないと感じましたが、「大学進学を目指している」「難関大学へ進学したい」、というお子さんには、おすすめできる学校だと思いました。
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クラーク記念国際高等学校


クラーク記念国際高等学校は全国に多くのキャンパスを持ち、生徒一人ひとりの個性に合わせたコース選択が可能です。
大学進学の実現に向けて、特化型教育や進路面談の他、適切な進路計画と学習方法を学習指導などを計画に取り入れることで、多数の合格という実績を上げています。
クラーク予備校
クラーク記念国際高等学校では、国内難関大学や海外大学合格を目指す特別プログラム「クラーク予備校」を開講しています。
授業は予備校のプロ講師が担当し、オンライン双方向の授業、演習教材や映像授業を活用して学ぶほか、月数回の学習コーチング面談など、進学に特化して学べる環境が整っています。
また、海外大学への進学クラスもあり、英語や学習面だけでなく、課外活動の支援、エッセイ対策、出願指導、個別カウンセリングなども受講できます。
2023年度の主な大学合格実績(2024年3月31日時点) 参照:公式HP
京都大学〔理〕、東北大学〔薬〕、名古屋大学〔工/文〕、東京工業大学、筑波大学、千葉大学、横浜国立大学、北見工業大学、室蘭工業大学、小樽商科大学、山梨大学、信州大学、富山大学、和歌山大学、岡山大学、熊本大学、佐賀大学、長崎大学、名寄市立大学、旭川市立大学、会津大学、東京都立大学、静岡文化芸術大学、愛知県立大学、鳥取環境大学、叡啓大学、周南公立大学、山口県立大学、北九州市立大学、長崎県立大学、沖縄県立芸術大学
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第一学院高等学校


第一学院高等学校は、「担任+フェロー制度」という独自のサポート体制を敷いており、学習指導だけでなく、心理士によるメンタルケアにも力を入れています。
進学に特化したコースもあり、個別のサポートが充実しています。
大学進学専攻コース
第一学院高等学校は、高校卒業を目指すためのスタンダードコース以外にも、大学進学に特化した大学進学専攻コースが用意されています。
全国の難関国公立大学や、有名私立大学への合格実績があり、学習とメンタルの両面からサポートすることで、高い進学率を実現しています。


- web授業を活用して自分のペースで学習可能:市進予備校および学研の映像授業「ウイングネット」をインターネットで配信する個別最適化された映像学習システムを用意。学校でも外出先でも何度でも繰り返し見ることができます。
 - 第一学院専用の季節講習:キャンパスでの受講、復習としての録画映像で受講できます。「大学入学共通テスト」の対策講座も実施しています。
 - 学習支援と進路指導:最新の入試情報提供や、講座選択から学習進捗・学力定着状況の確認、受験校の選定まで、キャンパスのフェロー(先生)が寄り添って支援・指導します。
 - 難関大学進学を目指したサポート(オプション):志望校合格に向けて、学力だけではなく、学び方や考え方を身につける講座を受けることができます。
 
過去3年間の合格実績(参照:公式HP)
東京藝術大学/北海道大学/東北大学/千葉大学/名古屋大学/九州大学/筑波大学/お茶の水女子大学/大阪大学/埼玉大学/滋賀大学/岡山大学/弘前大学/岩手大学/新潟大学/宮崎大学/東京外国語大学/東京学芸大学/東京農工大学 東京都立大学//電気通信大学/室蘭工業大学/信州大学/名古屋市立大学/神戸大学/京都府立大学/広島大学/高知工科大学/秋田大学/北見工業大学/福島大学/会津大学/山形大学/高崎経済大学/富山大学/金沢大学/群馬大学/東京海洋大学/神奈川県立保健福祉大学/都留文科大学/静岡大学/愛知教育大学/愛知県立大学/京都工芸繊維大学/奈良女子大学/和歌山大学/島根大学/鳥取大学/愛媛大学/小樽商科大学/公立千歳科学技術大学/釧路公立大学/公立はこだて未来大学/宮城教育大学/福島県立医科大学/新潟県立大学/長岡造形大学/長野県立大学/公立諏訪東京理科大学/長野大学/長野県看護大学/富山県立大学/公立小松大学/福井県立大学/前橋工科大学/静岡県立大学/静岡文化芸術大学/愛知県立芸術大学/福知山公立大学/奈良県立大学/奈良県立医科大学/大阪教育大学/大阪公立大学/岡山県立大学/新見公立大学/福山市立大学/県立広島大学/尾道市立大学/広島市立大学/公立鳥取環境大学/島根県立大学/山口大学/山陽小野田市立山口東京理科大学/下関市立大学/高知県立大学/高知大学/北九州市立大学/熊本県立大学/鹿児島大学/沖縄県立芸術大学
新潟産業大学/ネットの大学managara
第一学院高等学校では、グループ校として大学と提携しています。
- 新潟産業大学
 - ネットの大学 managara
 
新潟産業大学へ進学する場合、条件によっては給付型奨学金が受けられたり、ネットの大学managaraは学費が国立と比べても半分以下に抑えられるので、費用面でも進学しやすい環境が整っています。
難関大学と比べ、比較的進学しやすいので、将来を見据えて大学へ進学したい、というお子さんにも向いていると感じます。



息子の同級生が、managaraに進学しました。
息子の同級生は、小学校高学年から中学校まで不登校から、第一学院高等学校に進学しました。そしてネットの大学managaraで、大学生になりました。現在はオートバイの免許を取得して好きなことにチャレンジしながら、アルバイトして学費を捻出、大学の学習に励んでいるそうです。完全オンラインの大学ですが、在籍したキャンパスに通うこともできるので、「リアルなサポートも受けられて安心」、とお母さんから伺いました。


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N高等学校 / S高等学校 / R高等学校


N高等学校 / S高等学校 / R高等学校は、インターネット学習が中心の先進的な教育プログラムの提供が特徴です。
ICTに強い学校のイメージがあり、大学進学よりは専門的な分野への進学が多い印象を受けますが、受験対策コースもあり、自宅にいながら質の高い受験指導が受けられます。
+ONE授業
N高・S高・R高では、2026年4月より「+ONE授業」がスタートします。
チケット制で100種類以上の講座から自由に選べるようになり、大学受験を目指す人には、受験形式や志望校のレベル別に細かく設定された講座で、自分にあった講座を選択することができます。
学びたい内容に合わせ、+ONE 授業を組み合わせたパッケージプランも用意されていたり、「総合型入試選抜にチャレンジしたい」「一般入試で難関大を目指したい」など、組み合わせ次第で目的にあった学び方ができる特徴があります。



全日制高校と比べて、仕組みが複雑だと感じます。気になる場合は、まずは資料請求して確認、気になることは説明会で詳しく聞いてみることをおすすめします!
2024年度の大学等進学は全体の45.54%ですが、難関大学や医学部、美大・芸大、海外大学など、多くの大学への進学実績があります。
2024年度 大学合格実績(参照:公式HP)
京都大学・北海道大学・東北大学・名古屋大学・大阪大学・九州大学・東京科学大学・国際教養大学・筑波大学・お茶の水女子大学・千葉大学・神戸大学・横浜国立大学 など


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おおぞら高校


おおぞら高校は、通信制高校「屋久島おおぞら高等学校」とサポート校「おおぞら高等学院」が一体となった通信制高校です。
進学コースでは、キャンパスでの学習はもちろん、オンライン学習にも対応しているので、学校生活も充実させつつ大学進学に向けた対策もできます。
進学コース
おおぞら高校の進学コースは、サポート校のキャンパスだけでなくオンラインでの学習サポートも充実しています。
オンライン授業は録画視聴はもちろんですが、リアルタイムでの集団授業もあるので、講師とのコミュニケーションを取りながら学べるのも特徴です。
- オンラインによる学習:先生と直接やり取りをするWeb授業、予習・復習で使える映像授業で、自分のペースで学習できます。
 - 学びなおしや先取り学習が可能:学力に不安があっても、個別レベルにあわせた対応が可能です。(中学生の復習や高校1年~大学入学共通テストレベル)
 - 個別フォロー:生徒一人ひとりにあわせて、出願準備まで一緒に対応してもらえます。また学校推薦型選抜や総合選抜のフォローも受けられます。
 - グローバル教育:海外留学やグローバルでの活躍を考えている方には、おおぞら高校の留学制度の活用、ネイティブ講師からの英語が学べます。
 
合格実績(参照:公式HP)
京都大学、広島大学、筑波大学、愛媛大学、青山学院大学、関西大学、関西学院大学、北里大学、慶應義塾大学、駒澤大学、上智大学、中央大学、東京理科大学、同志社大学、東洋大学、名古屋大学、日本大学、文教大学、明治大学、立教大学、早稲田大学 ほか多数
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まとめ|まずは資料請求で比較を


大学進学に強い通信制高校は、お子さんの状況や目標に合わせて多様なサポートを提供しています。
ここで紹介した5校は、いずれも高い進学実績を持つ信頼性の高い学校です。しかし、本当に最適な学校は、お子さんとの相性やカリキュラムによって異なります。
まずは、気になる学校の資料を取り寄せて、具体的な進学サポートやカリキュラムを比較検討することから始めましょう。


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