通信制高校を調べ始めると、最初に引っかかるのが「ちゃんと高卒になるの?」という疑問かもしれません。
不登校や行き渋りが続いていると、進路の話題そのものが重く感じますし、検索するだけでもしんどいですよね。
「通信制高校って聞くと、どこか簡易的なイメージがある」「大学や就職で不利にならない?」。
そんな不安が頭をよぎるのは、とても自然なことだと思います。親としては、将来の選択肢だけは狭めたくないですから。
ゆき先に結論だけ言うと、通信制高校は条件を満たせば正式な高校卒業(高卒)になります。
ただし、すべてが同じではなく、学校の種類や仕組みを知らないままだと誤解しやすい部分もあります。
この記事では、不登校の中学生を持つ保護者の視点で、「通信制高校は高卒になるのか」をできるだけ噛み砕いて整理します。
読んだあとに、「何を確認すればいいのか」「次に何をすればいいのか」が見える状態を目指します。
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通信制高校は高卒になる?


結論を先に言うと、通信制高校は条件を満たして卒業すれば「高卒」になります。
ここが曖昧なままだと、その先の学校選びも不安が増えてしまいますよね。まずは制度の土台から整理していきます。
通信制高校の卒業資格は「高等学校卒業」
通信制高校を卒業した場合、得られるのは高等学校卒業資格です。
これは全日制高校や定時制高校と同じ扱いになります。
「通信制=特別な資格」や「簡易版の高校」というイメージを持たれがちですが、学歴としては同じ“高校卒業”なんですよね。
ここを最初に押さえておくだけで、進路の見え方が少し変わってくるかもしれません。
文部科学省が定める正式な高校という位置づけ
通信制高校は、文部科学省が定める学校教育法に基づいた「正規の高等学校」です。
つまり、
- 国が認めた教育課程
- 定められた卒業条件
- 正式な卒業証書
これらは全日制・定時制と共通しています。
「家で学ぶ時間が多い=学校ではない」と感じてしまう親御さんも多いのですが、制度上はきちんと“高校”として位置づけられています。
卒業証書は全日制とどう違うのか
通信制高校を卒業すると、卒業証書が授与されます。
この卒業証書にも、「通信制」と大きく書かれて強調されることはありません!学校名と「高等学校卒業」と記載された、正式な卒業証書です。
見た目や効力の面で、全日制と大きな違いが出ることはほぼありませんが、学校名から「通信制高校だと分かる」ケースはあります。
ここをどう感じるかは家庭によって違いますし、気にする必要がない場面も多いです。
大切なのは、卒業していれば、制度上も社会的にも「高卒」だという事実。
まずはこの一点を、安心材料として持っておいてくださいね。
通信制高校が「高卒にならない」と言われる理由【誤解が生まれやすい点】


「通信制高校は高卒にならないらしいよ」。
どこかでこんな話を聞いて、不安が一気に大きくなった方もいるかもしれません。ここでは、その誤解がどこから生まれるのかを整理します。
高卒認定試験と通信制高校の混同
一番多い誤解が、通信制高校と高卒認定試験をごちゃ混ぜにしてしまうことです。
この2つは、仕組みもゴールもまったく違います。
高卒認定試験は「高校には在籍しない」「試験に合格することで「高校卒業と同等以上の学力がある」と認められる」という制度です。
一方で、通信制高校は高校に在籍し、単位を積み重ねて卒業する学校です。
つまり、
- 通信制高校 → 高校を卒業する
- 高卒認定 → 高校は卒業していないが、進学資格を得る
この違いが理解されていないと、「通信制=高卒認定=高卒じゃない」という誤解が生まれやすくなります。
検索していると情報が混ざって出てくるので、ここは特に混乱しやすいポイントですよね。
サポート校と通信制高校の違い
もう一つよくあるのが、サポート校=通信制高校だと思ってしまうケースです。
実は、サポート校自体には卒業資格を出す権限はありません。
サポート校は、
- レポートのフォロー
- 学習や生活面の支援
- 通学の居場所づくり
などを行う民間施設です。
卒業資格を出すのは、あくまで通信制高校本体になります。
そのため、「サポート校に通っているだけ」「通信制高校への在籍がない」状態だと、高卒にはなりません。
説明をしっかり聞かずに話だけが伝わると、「通信制高校に行ったけど高卒にならなかった」という話として広がってしまうんですよね。
卒業条件を満たせなかった場合のケース
通信制高校は自由度が高い分、卒業条件を満たさなければ高卒にならないのも事実です。
これは全日制高校と同じですが、自己管理が必要な分、差が出やすい面があります。
- レポートの提出が進まなかった
- スクーリングに参加できなかった
- 在籍年数が足りなかった
こうした理由で途中で辞めてしまうと、「通信制に行ったけど高卒にならなかった」という結果になります。
制度が悪いというより、仕組みを知らずに選んでしまったことが原因というケースも少なくありません。
ここまでをまとめると、通信制高校が悪いのではなく、誤解されやすいポイントが重なっているだけなんですよね。
不登校の中学生が通信制高校を選ぶ意味


「まだ中学生なのに、もう通信制高校を考えていいの?」。
そう感じる親御さんは少なくありません。ただ、早めに知っておくこと自体が、選択肢を狭めるわけではないんですよね。
今すぐ通えなくても進路が途切れない
不登校や行き渋りが続くと、一番怖くなるのが「このまま進路が止まってしまうのでは」という不安です。
でも通信制高校の存在を知ることで、進学の道が一本につながっていると感じられる場合があります。
中学校で毎日通えなくても、高校進学が即アウトになるわけではありません。
通信制高校は、出席日数や通学スタイルに柔軟性があるため、体調や気持ちの波が大きい子でもスタートしやすい仕組みです。
「今は動けないけれど、先は完全に閉ざされていない」。この感覚を親が持てるだけでも、日々の焦りは少し和らぐかもしれません。
学校に合わせるのではなく、子どもに合わせる選択
これまでの学校生活では、「決められた時間に行く」「同じペースで進む」ことが前提だった家庭も多いと思います。
通信制高校は、その前提を一度外して考えられる場所。子どもの生活リズムや心の状態に合わせて、学び方を組み立て直すことができます。
もちろん、自由度が高い分、合う・合わないはあります。ただ、無理に「普通」に戻そうとして疲れ切ってしまうより、一度立ち止まって別の形を考えるという意味は大きいです。
「合わせられない子」ではなく、「合わない環境にいただけ」と捉え直せることもあります。
中学不登校=通信制高校が向いているとは限らない理由
ここは大事な線引きなので、はっきり書きます。
中学で不登校だったからといって、必ず通信制高校が最適とは限りません。
通信制高校は、自分で進める場面が多くなります。誰かが常に背中を押してくれる環境でないと、かえって不安が強くなる子もいます。
そのため、
- 人との関わりが必要か
- 管理をどこまでサポートしてもらえるか
- 学習以外の居場所があるか
こうした点を、学校ごとに丁寧に見る必要があります。
「通信制なら安心」と決めつけるのではなく、その子に合う通信制高校があるかどうかを見極める。
ここが、親の腕の見せどころかもしれません。
親が必ず確認したい「高卒になるための条件」


通信制高校は高卒になります。
ただし、それは「卒業条件を満たした場合」に限られます。ここを曖昧にしたまま選ぶと、あとから「こんなはずじゃなかった」となりやすい部分です。
必要な在籍期間と年数の考え方
通信制高校でも、最低3年間の在籍期間が必要です。
これは全日制高校と同じで、「どんなに頑張っても1〜2年で卒業できる」わけではありません。中学生から進学する場合は、高校1年生として入学し、原則3年間かけて卒業を目指します。
不登校の期間が長かったとしても、中学の出席日数や成績が直接足を引っ張ることはほとんどありません。
ただし、年齢や入学時期によっては、卒業時期が後ろにずれるケースもあります。
「いつ卒業できるのか」は、安心材料にも不安材料にもなりやすいので、ここは必ず個別に確認したいポイントです。
単位・レポート・スクーリングの実際
通信制高校の学習は、レポート提出・スクーリング(登校)・テストを組み合わせて進みます。
イメージとしては、自宅学習を中心にしながら、必要なタイミングで学校に関わる形です。
不登校の子にとって大切なのは、「スクーリングがどれくらいの頻度か」「参加できなかった場合のフォローがあるか」、ここが学校によって大きく違います。
「月に数回でいい学校」もあれば、「集中して数日通うスタイル」の学校もあります。
無理なく参加できる設計かどうか。制度の説明だけでなく、実際の生活リズムを想像しながら見ることが欠かせません。


途中でつまずきやすいポイントと注意点
通信制高校は自由度が高い分、「やる気がある子向け」と言われることがあります。
実際には、やる気の問題というより、環境の支え方の問題でつまずくケースが多いんです。
「高卒になるための条件」は制度上は同じでも、実際に達成できるかどうかは学校選び次第。
ここを見誤らないことが、何より大切です。
通信制高校卒業後の進路はどうなる?


「通信制高校を卒業したあと、進路はちゃんと選べるの?」。
ここは、中学生の保護者が一番先を見据えて不安になるところかもしれません。現実的な話を整理します。
大学・専門学校への進学
通信制高校を卒業すれば、大学や専門学校への進学は可能です。
制度上は、全日制高校卒業と同じ「高卒資格」として扱われますし、実際に通信制高校から大学や専門学校へ進学する生徒は少なくありません。
指定校推薦やAO入試、一般入試など、使える選択肢も学校や本人の状況によって変わります。
「卒業できること」と「入試に対応できる学力があること」は分けて考える必要があります。
そのため、進学を視野に入れるなら、学習サポートがどこまであるか、受験対策に対応しているかを事前に確認しておくと安心です。


就職で不利になるのかという現実
「通信制高校だと就職で不利なのでは?」これは、今でもよく聞く不安のひとつです。
結論から言うと、高卒として応募できない仕事が増えるわけではありません。
求人票上の条件は「高卒以上」となっていることがほとんどです。
ただし、履歴書を見たときに、「なぜ通信制高校を選んだのか」を聞かれる可能性はあります。
不登校だった過去そのものよりも、その後どう立て直そうとしているかを見られる場面は意外と多いんです。


「学歴」より見られるポイント
進学でも就職でも、実際には「どの高校を出たか」よりも、本人の姿勢や準備状況が影響します。
通信制高校は、自分で学習を進める経験や、ペースを整える力が身につきやすい環境でもありますが、その一方で何もしないまま時間だけが過ぎてしまうリスクもあります。
だからこそ、「卒業できるか」だけでなく、在学中に何を積み重ねられるかを意識した学校選びが重要になります。
進路は、通信制高校を選んだ時点で決まるものではありません!選び方と関わり方で、十分に広げていけるんです。
通信制高校選びで迷ったときの考え方


通信制高校は数が多く、調べれば調べるほど迷いやすくなります。
特に不登校の中学生の進路となると、「失敗したくない」という気持ちが強くなりますよね。ここでは、判断の軸を整理していきます。
公立と私立通信制高校の違い
通信制高校には、全日制とおなじように「公立と私立」があります。
どちらが良い悪いではなく、特徴がはっきり分かれています。
| メリット | デメリット | |
| 公立の通信制高校 | ・学費が安い ・シンプルな仕組みで分かりやすい | ・学習や生活面のサポートは最小限になる傾向 |
| 私立の通信制高校 | ・サポート体制が手厚い ・学び方の選択肢が多い | ・学費が高い ・家庭の負担が大きい |
「どこまで支援が必要か」「家庭でどこまでフォローできるか」この視点で見ると、子どもや家庭に合うタイプが見えてきます。


子どもの状態別に見る学校の合い方
不登校と一言で言っても、状態は本当にさまざまです。
外出はできるけれど学校はつらい子もいれば、人と会うこと自体が負担な子もいます。
「週に何回登校が必要か」「オンライン対応はどこまで可能か」。
パンフレットだけでは分かりにくい部分なので、説明会や個別相談で具体的に聞くことが欠かせません。
子ども本人の今の状態を基準に考えること。
将来の理想像から逆算しすぎないほうが、結果的にうまくいくこともあります。
今すぐ決めなくてもいいという選択
進路の話になると、「早く決めないと」と焦りがちです。
でも、通信制高校は入学時期やスタートの仕方に幅があります。
中学卒業と同時に入学する道もあれば、少し休んでから動き出す選択もできるんです。
大切なのは、今の子どもの状態に合ったタイミングを選ぶこと。
「今すぐ決めない」という判断も、立派な進路選択の一つです。
情報だけは集めておいて、動ける時期が来たら選べるようにしておく。
それくらいの距離感でも大丈夫です。
まとめ|通信制高校は高卒になる。でも大切なのは…


通信制高校は、条件を満たして卒業すれば正式な高卒になります。
学歴として不利になるものではありませんし、制度上も全日制と同じ位置づけです。
ただし、「どの通信制高校でも同じように卒業できる」わけではありません。
仕組みを知らずに選ぶと、途中でつまずいてしまう可能性もあるので。学校選びには十分に行うことをおすすめします。
特に不登校や行き渋りを経験している子の場合、卒業条件そのものよりも、その条件を無理なくクリアできる環境かどうかは重要にポイント。
通信制高校は、魔法のような解決策ではありません。
一方で、合う子にとっては、人生を立て直すきっかけになる場所でもあります。
だからこそ、「高卒になるかどうか」だけで判断せず、「この子が続けられそうか」という視点を忘れないでくださいね。
お子さんのエネルギーが回復すれば、驚くほどのスピードで学びを取り戻せるケースも多いです。
大切なのは、「今の」お子さんの状態に合った学びの環境を選んであげること。
全日制高校だけが選択肢ではありません。最近では、不登校サポートが手厚い通信制高校や、個性に合わせたフリースクールなど、多様な学びの場が増えています。
まずは「どんな選択肢があるのか」を知ることから始めてみませんか?
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