「通信制高校を卒業したあと、ちゃんと進学や就職ができるのかな…」
通信制高校への進学を考えているご家庭では、卒業したあとの進路に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
ゆきわが家も二人の子どもたちが不登校から通信制高校に進学したけれど、通信制高校から大学へ行けるの?就職できるの?と心配で夜な夜な検索していた時期もありました。
この記事では、通信制高校を卒業したあとの進路について、わが家の体験談と実際のデータを合わせてお伝えできたらと思います。
- 通信制高校を卒業した後の進路の実態
- 「卒業後どうなるのか」を調べてわかったこと
- わが家の子どもたちのリアルな進路
- 進路への不安との向き合い方
\ 卒業後の進路実績、先に見比べてみたい方はこちら /
ズバット通信制高校比較
通信制高校を卒業した後の進路はどうなるのか


結論からお伝えすると、通信制高校を卒業した後の進路の選択肢は、全日制高校とそこまで大きく変わりません。
「そんなの分かってる、でも実際のデータや、うちの子の場合どうなるのか知りたい」
そう思われるかもしれませんが、ここで言い切ってしまわないのには理由があります。
「不利にならない」と一言でまとめても、実際にどんな進路実績があるのか、そして日々の生活の中でどう進路を考えていったのか、そこまで見えないと安心材料にはなりにくいからです。
なぜそう言えるのか、実際のデータと、わが家の子どもたちの進路を考えていく中で見えてきたことも交えながら、詳しくお伝えしていきます。
まずは、進路の選択肢にどんなものがあるのか、大枠から見ていきましょう。
結論、進路の選択肢は全日制と大きく変わらない
通信制高校卒業後の進路は、大きく分けると次の3つです。
- 大学・短大・専門学校への進学
- 就職
- 通信制大学への進学
「通信制高校だから進学は難しい」というイメージを持たれがちですが、実際には多くの学校が大学進学に力を入れており、進学実績を伸ばしています。
なぜそう言えるのか、具体的なデータとともに整理していきます。
なぜそう言えるのか?卒業後の進路データを調べてみた


「進路の選択肢は全日制と変わらない」——先ほどそうお伝えしましたが、実際のデータはどうなっているのでしょうか。ここでは、公式サイトや調査データをもとに調べたことをまとめます。
就職率・進学率の実際の数字
文部科学省の学校基本調査によると、卒業後の大学進学率は年々上昇しており、2024年度には約2割まで伸びています。(参照:リクルート進学総研)
そして就職は約4割という数値をみると、通信制高校からの進学というのは特別なことではない、大学進学も目指せるし進学できるということが分かります。
通信制高校によっては進学に力を入れているところも多く、通信制高校だから無理、大学へは行けない、ということはまったくないんです。
| 学校名 | 進路実績の一例 |
|---|---|
| N高等学校グループ | 大学・専門学校等への進学から、スキルを生かした就職まで、幅広い進路決定の実績を公表(進路決定率は卒業生ベースで算出) |
| クラーク記念国際高等学校 | 在籍生徒数の多い通信制高校・サポート校の中で進学率が全国トップクラスとされる調査結果があり、4年制大学進学が過半数、専門学校・短大進学とあわせると8割近くが進学というキャンパスもある |
| 第一学院高等学校 | 2025年の進路実績は、大学等・専門学校等への進学と就職をあわせて3,000名以上。在籍生徒数の多い通信制高校・サポート校の中で進学率全国1位という調査結果もある |
こうして見ると、「通信制高校だから進学できない」わけではなく、学校によっては全日制に劣らない、あるいはそれ以上の進学実績を出しているところもあることがわかります。
👉【参考】通信制高校から大学進学できる?親が実体験をもとに進学に強い学校の選び方を解説
「不利になる」というイメージと実態のギャップ
もう一つ調べてわかったのが、履歴書や大学受験において「通信制高校卒」であることそのものが不利になるわけではないという点です。
卒業資格は全日制・定時制と同じ「高等学校卒業」であり、区別されるものではありません。
逆にいえば、学校のサポート体制次第で、このギャップは十分に埋められるということでもあります。
学校によって進学率やサポート体制は大きく異なります。
だからこそ、複数の学校を調べて、卒業後の進路実績やサポート内容、カリキュラムがお子さんに合っているか、希望する進路を目指せる環境かどうかを、自分の目で確認しておくことが大切なんです。
\ 【無料】気になる学校をまとめて資料請求 /
次は実際にわが家の子どもたちの進路を考えていく中で、どう感じ、どう向き合ってきたのかをお伝えします。
通信制高校の卒業を前に我が家で向き合ったこととは


「じゃあ実際、うちの子はどうだったのか」——ここからは、わが家が通信制高校で進路を考えていく中で、私自身が感じてきたことをお伝えします。
進路への意識がどこか他人事だった
娘が通信制高校に入学した当初は、不登校で崩れた生活リズムを整えるところから始まりました。



学校生活に少しずつ慣れていくというだけで、あっという間に1年が過ぎてしまったというのが正直な実感です。
2年生になると、いよいよ進路について本格的に考えていく時期がやってきます。
進学校のように周りの生徒も先生も常に「次の進路」を意識しているような環境とは違い、子ども自身が進路を意識しにくい環境なのかと感じることもありました。
保護者会、進路説明会、提携先の学校紹介など、オンラインで情報を受け取ることができます。
親の私は一生懸命聞くのですが、同席させている子どもはどこか受け身、どこか他人事なんです。



オンラインという環境も、客観的に感じがちなところもあるのかもしれません。
また通学が少ないと、先生から直接話を聞く機会が少ない、友だちと直接進路の話をする機会が少ないと、子ども自身が考える時間を持てないのかなと感じました。
「その子なりのペース」が見えてきた瞬間
ただ、だからといって進学が難しいかというと、決してそんなことはありませんでした。
通信制高校でも、進学への道はきちんと開かれています。
もちろん、何もせずに自然と道が開けるわけではありません。
- 評定を上げるためにレポートをしっかりこなすこと
- 学校に積極的に通学すること
- 行事に参加すること
- 資格取得やボランティアといった活動に取り組むこと など
すべてが必要ではないですが、学校生活の中で本人の努力が必要になる部分は全日制と変わりません。
むしろ自分から動く姿勢がより問われる場面もあると感じました。



難関大学を目指すなら勉強面の努力は必須ですが、そうでなければ3年間で何をやってきたか、成果はあるか、ということが大切だったんです。
娘の場合、このことを理解してからは、学校へ通う頻度を少しずつ増やしていったり、資格を取るといって勉強を始めました。
大学や専門学校の資料を取り寄せたり、オープンキャンパスに参加したり。
何をやらなければならないのか、これが子ども自身で理解できると動きやすいんだなと感じました。



「この子には、この子のタイミングがあるんだ」と感じられるようになったのが、大きな心の変化でした。
息子の場合|学校のサポートで行動が変わった
娘とは別の通信制高校に通っていた息子は、第一学院高等学校を卒業し、今は大学生として過ごしています。
息子も不登校を経験してからの通信制高校スタートでしたが、高校2年生の頃には自分からオープンキャンパスに積極的に参加したり、進路情報を集めたりするようになっていました。
大学の合同説明会を案内してもらえたり、こちらから聞かなくても積極的に情報を提供してもらえたりと、フォロー体制がしっかりしていたからこそ、本人も自然と行動できるようになったのだと思います。



今思えば、学校側が進学に力を入れていたことも大きく関係していると感じています。
娘は息子とは別の通信制高校に通っていますが、進路の展開の仕方は違うなぁという印象です。
ただ、どちらの学校も進学のほうが力を入れている印象だし、進路説明では8割くらいが進学しているとも聞きました。
もちろん就職だってできているし、実際に息子の友達も何人か就職して今も頑張っています。
👉【参考】中学不登校だった息子が大学生になった話|不登校の将来は怖くない!
通信制高校に進学するまでは、高校入学がゴールになりがちですが、実は通信制高校を卒業したあとの進路の方が大切ですよね。
子どもに合う学校を選ぶことができれば、卒業後の進路に対する不安も減らすことができます。
だからこそ、複数の学校を実際に調べて、それぞれの特徴やサポート内容を比較しておくことが大切です。
\【無料】気になる学校をまとめて資料請求 /
卒業後の進路で不安になりやすい人・なりにくい人


「うちの場合はどうなんだろう」——ここまでお伝えしてきた娘と息子、それぞれの実感を踏まえると、卒業後の進路で不安が強くなりやすいケース、そうでもないケースが見えてきます。
あくまで一つの目安として、参考にしていただければと思います。
不安が強くなりやすい状況
次のような状況では、進路への不安が大きくなりやすい傾向があります。
- 子ども本人が、進路についてまだ自分事として考えられていない
- 学校からの進路情報が、オンライン中心・提携校案内中心で、子どもに届きにくい
- 評定やレポートの提出状況が、目標とする進路に対して十分でない
- 周囲(全日制に通う同年代の子など)の進路の話を聞いて、比較してしまう



娘の場合がまさにこの状況で、情報は受け取っていても、なかなか自分事として捉えられていないように見える時期が長く続きました。
進路のサポート体制で見ておきたい視点
一方で、不安を小さくできるかどうかは、学校の進路サポート体制によっても大きく変わってきます。
- 個別の進路相談の頻度や、担任からの声かけの手厚さ
- 大学進学に特化したコースや、合同説明会の案内、指定校推薦の実績があるか
- レポート・評定管理について、本人任せにしすぎず伴走してくれる体制があるか
息子の場合は、学校側から合同説明会の案内や進路情報の提供が積極的にあったことで、本人も自然と行動できるようになっていました。



同じ「通信制高校」でも、学校によってここまでサポートのあり方が違うのかと、娘と息子を比べて実感した部分です。
こうした視点は、実は学校選びの段階からある程度見極めることができます。
「卒業後どうなるか」を入学前から意識して学校を選んでおくことが、後々の不安を減らすことにつながるのだと感じています。
まとめ|通信制高校を卒業後の不安を小さくするためにできること


ここまで、通信制高校卒業後の進路実績データから、わが家の経験から見えてきたこと、そして不安になりやすい状況についてお伝えしてきました。
進路への不安は、学校選びの段階から減らせる
振り返ってみると、卒業後の不安を小さくできるかどうかは、卒業間近になってから慌てるのではなく、学校を選ぶ段階からどれだけ進路サポートの内容を確認できているかにかかっている部分が大きいと感じています。
わが家の場合、同じ通信制高校でもここまでサポートの手厚さが違うのかと実感したように、「通信制高校だから不利」なのではなく、「学校ごとのサポートの差」が進路の見通しに大きく影響してくると感じます。
まずは進路サポートを比較してみる
「うちの子の進路は大丈夫なのかな」と感じたら、まずは複数の学校の進路実績やサポート体制を比較してみることをおすすめします。
学校によって指定校推薦の数や進路相談の手厚さは大きく異なるので、実際に見比べることで、お子さんに合った環境がより具体的にイメージできるようになります。
卒業後の進路に不安を感じるなら、資料請求をして進路状況を確認し、気になる点は直接聞いてみることが、何より大事な一歩です。
👉【参考】失敗しない通信制高校の選び方【7つのチェックリスト】
そもそも通信制高校と全日制高校のどちらが子どもに合っているのか、まだ迷っている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
👉【参考】通信制高校と全日制高校の違いとは?メリット・デメリットと後悔しない選び方
卒業後の進路は、通信制高校だからといって閉ざされているわけではありません。
今のうちから情報を集めておくことが、後々の安心につながります。



この記事が、一歩を踏み出すの後押しになれば嬉しいです。
進路サポートの内容は、学校によって大きく異なります。まずは気になる学校の資料を比較するところから始めてみてくださいね。
\ 気になる学校をまとめて資料請求 /
\ズバット通信制高校比較のオススメポイント3つ/
(1)診断で子どもにあった学校を絞り込みできる
(2)一括資料請求で効率よく情報が得られる
(3)口コミが見られる

